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2024年03月17日07:15

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「やっと水面浮上」(闘病記)

 暖かくなってきて、桜がちらほら咲き出しました。前回、マッチポンプで「自分の姿勢が原因で、医者が直した病気を再発させている」と書きましたが、その後紆余曲折を経て、やっと「社会復帰」のスタート台に立ったという実感がしています。では続きをどうぞ。

 結論から申し上げると「自分の体は自分が一番よく知っているのであり、どんな名医でも治せない。自分の強い意志で絶対に治すという信念で、道を探して自分を励まし頑張り抜けば道は開ける」と言う事です。

 病院を追い出された僕はかかりつけ医のところに行ってことの経緯を話し、別の総合病院への紹介状を貰って行きましたが、そこでも同じ診断が下され、愕然とする話を聞きました。「あなたが飲んでいるこの薬は治すための薬ではなく、痛み止めの薬に過ぎません。前任の西宮の病院からの紹介状の通りです」。と言う事は「病院に通っていても治らないと言う事ですか?」「頑張って歩いている内に、痛みが緩和することもあると言う事です」「右足が痛いと言う事は、側弯症であり、骨盤の骨を削って背骨に貼り付けて矯正する大手術になりますので、後遺症が残ることがあります」。

 この頃、ネットを見ていると矢鱈と「脊椎管狭窄症の改善の仕方」の広告が入ります。ダメもとで見るとなく見て居りましたら、「間欠性跛行」と言う病名が僕の症状に一致するように思えました。しばらく歩いていると、痛みが溜まってきて歩けなくなりますが、2〜3分休憩すればまた2〜300m歩けるようになるのです。これで梅田あたりに出かけると休憩する場所がなかなか見つかりません。すると、痛い足を引きずりながら探さなくてはなりません。これで一生ビッコを引いてく暮らすのか・・・。絶望が押し寄せてきます。
 ダメモトの気分で初めの西宮の総合病院の院長先生に手紙を書きました。これまでの脳神経外科の手術の経緯とその後の後遺症について説明し、「どこかにこれを直してくれるところはありませんか」というものでした。「僕は治りたいだけで、貴病院と争うつもりは全くありません」と書き添えました。事務局長から電話があり「会いたい」との事でした。面会に行くと事務局長と看護師長が面会に出てくれて、詳しく聞き取りが行われました。翌週院長と面接があり、「自分は外科医だが、良ければ自分に見させてもらえないだろうか」というお話でした。

 院長先生の見立てでは、「脊椎管狭窄症の側弯症ではない」と言う事で、「痛みのために歩行困難になり、歩かない分筋肉が弱っているのではないか。もみほぐして歩行を強化すれば痛みを克服できると思うが、リハビリを頑張ってみないか」と言う事になりました。事務長や看護師長の働きで院長と面会できたうえ、新しい解決の糸口が見えてきました。それから2週間。3回の整体師による筋肉の揉み解しによる柔軟化で姿勢の矯正をしたうえで、歩行訓練を頑張りました。

 毎日「間欠性跛行」が続く中、5〜6回の休憩を挟みながら、歩行訓練を続けました。不思議なことに「休憩回数」が減っていきました。でもいつまたぶり返すか分かりません。無理をすれば元の木阿弥になります。限界が分からないまま、ガムシャラに歩き続けました。3回目のリハビリで右の股関節の痛いところを初めて揉まれました。そこを我慢しながら、いつもの山道を上がりました。揉まれた痛みは残るモノの、「間欠性跛行」は消えていました。半信半疑で同じコースをもう一回回りました。不思議なことに「間欠性跛行」は出ませんでした。今ここにいます。

 後はこのまま歩行距離を伸ばして、痛みが引くまで筋肉を鍛えて、痛みを克服できれば正常に戻るのではないかと思います。ようやくここまで戻ってこれました。ここまで来て思いますことは、医師は自分の知識と経験からしか患者を見ることしかできない。患者は自分の体を自分で守るために「適切な医師を探して発注して治してもらう立場であることを認識せねばならない」と言う事です。今回はたまたま院長先生への手紙が功を奏して、道が開けましたが、もしその前で諦めていたら、回復は望めませんでした。執刀医が僕を見放すときに言った「もう83歳なんだから・・・」は耳を離れません。「なんとしても元の体に戻るんだ」と言う強い信念を持ち続けることが大事ではないかと思います。

 後、紹介状を貰って行った尼崎のK病院のお医者さんは、「他の病院から回ってきた厄介な患者」にはほとんど興味を示されませんでした。鎮痛剤を出してもらうだけならば、近くのかかりつけ医でも十分ではないかと思いました。口には出されませんでしたが「他の医師がした手術の責任は持てないよ」と言う態度はありありと見えました。だから僕は必死に元いた病院の院長さんに手紙を書きました。今日からは毎日特訓で元のレベルまで体力を強化して、元気な84歳を迎えたいと思います。

 
 
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