『アーガイル』を見てきた

　ユナイテッド・シネマ幕張で、会員価格の1300円で観てきた。

　キングスマンが大好きなので、たぶんおバカスパイ映画なんだろう〜ぐらいの予備知識で鑑賞した。
　予想通り。おバカなスパイ映画で満足した。
　そういう意味では満足はしたんだけども……。
　やっぱりキングスマンのほうが好きだな。なんていうか、キャラの立て方とドラマがいいし、展開をじっくり楽しめるんだよなあ。敵は荒唐無稽だけど、グッと来るんだよね。
　アーガイルももちろん色々と面白くできているし、出だしからの意外な転換で強烈に「おおおっ！」となったのが少なくとも一回あって、あの衝撃は「キングスマンの教会での出来事」より驚いた。でも、なんていうか全体的に落ち着かなくて唐突な感じの映画な印象があってなあ。
　騒動に巻き込まれて真相が明らかになっていく……という展開だから仕方ないとはいえ、次から次へと、あーしてこーして、次はこれで〜と、全部説明されて展開するというか。ロシアのハッカーだの、秘密を預かってる番人だの（まあガゼルが出てきて嬉しかったけどさ）、どうにもなあ……って。
　他の唐突なのは、まあまあ後で説明がつくけども。
　ラストに向かっての派手なアクションも、どうしても「面白いんだけどな〜」がついてしまう。
　わかりやすく言うと、キングスマンはまだまだ続きが観たいけど、アーガイルはそうでもないかな、というか。