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2024年02月27日22:22

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天然水素(1)

昨年、地中から水素ガスが出て来ちゃったよーという話を書いた。アフリカの村で水確保
のため井戸を掘ったら、水じゃなく水素ガスが噴出してきたぞ!というものだ。この件に
ついてだがオイラ氏が思っていた以上に欧米では盛り上がっているようなのだ

ということで今回は「水素」について書いていこうと思う。水素は原子番号1。最も軽い
元素であり原子サイズも最も小さい。そして宇宙に最も多量に存在する元素である。しか
しながら他の元素との化学反応性が非常に高いため、ナマの水素は非常に少ない

なんといっても最も多いのが酸素との化合物であるH2Oつまり水である。その他炭素と
の化合物だとメタン、窒素との化合物だとアンモニアという具合だ。この水素の注目すべ
き点は良く燃えるということだ。なんなら燃えるというより爆発するという感じである

なのでエネルギー源にもなるというわけだ。燃えた後にできるのは水だけなので、悪玉扱
いされている二酸化炭素が発生しない。そのことから次世代を担うクリーンエネルギーだ
とかもてはやされているわけだぜ。現在でも何かと利用される水素だがどのようにして

ナマの水素を得ているのか?というと一番多いのが天然ガスの改質処理による。天然ガス
とはすなわちメタンである。これを高温高圧の環境下で水と反応させる。そして二酸化炭
素と水素にするのである。現在人間が使っている水素の大半はこの方式で作られている

おわかりいただけただろうか。二酸化炭素を出さないクリーンエネルギーだ!ともてはや
される水素だが、それを製造するための改質処理ではしっかりと二酸化炭素が排出されて
いるのである。脱炭素だ!とか言っていることの大半はこうしたインチキばかりなのぜ

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