最後は笑いに変えるから

　人が笑顔になる瞬間とはどんな時でしょうか？それは、何某か喜ばしい事や自身に取り優位に事が進んだ時ではないでしょうか？そうです、事が上手く行っている間は人間は笑顔になれるのです。では、逆境に立たされた人間はどうなるでしょうか？それは、そこから逃れようと必死になり、躍起になり、いち早くその降りかかった試練を取り除こうとするのではないでしょうか？つまり、人間はその本質からすれば所謂「試練」には遭いたくもない訳です。
　これらを踏まえ、今回は「最後は笑いに変えるから」と題して人間が逆境に立たされ行き場を失い、正に！笑顔に等とてもなれないと言った場合に、その笑顔をどの様に取り戻す事が出来るのか？はたまたそうなれなかったとしても、最後の最後に少しでも笑顔になれるにはどうすればいいのか？そんな所を見ていきたいと思います。
　さて、前置きが長くなりました。早速本題に入ろうと思います。
　先ず、人間が試練の中を通らされる時、その表情は大抵歪むことは周知の通りかと思われます。では、そうした逆境や試練の最中に、（この試練はきっと終わる）と言う確信を持ち、最後の最後で「これで良かった！」と笑顔になれたらそれはとても麗しく、素敵な事ではないでしょうか？そうです。人間生きるだけで大変な世の中です。とても笑顔になんかなれないと言うのが、常識の様です。兎角日本に於いては所謂「お客様至上主義」が幅を利かせそれに不景気が相まって、人々は首を絞められているかの様な生活を送らされているのではないでしょうか？
　ではその様な世にあって、笑顔になれる様務める。これは非常に貴い事象ではないでしょうか？どうしたら笑顔になれるでしょうか？それは、少しでも良かった事が一日の内にあったならそれを自身の内面に満たし、喜びの感情がその心を支配する様に努めると言う事に他なりません。しかしながら、この世は余りに試練や逆境が数多であり、とても笑顔になんかなれない！と一蹴したくなる気持ちも、筆者は理解出来ます。
　では何故、そんな境遇にある人に笑顔をお勧めするのでしょうか？それは、もし自身が笑顔を自身の礎として、日々大変な中にあっても少し心に余裕を持たせ、目の前の人に優しい笑顔を以て「おはようございます」が言えたら。それは、その目の前の人に非常な爽快感を与えるのではないでしょうか？そうです！今の私たちが出来る事は所謂「笑顔の頒布」です！何故でしょうか？それは、前述の通りこの世が夢も希望も亡失する様な世だからです。しかし！そこで怯んでしまうのではなく、敢えて笑顔を作り、恐ろしい睨み目で相手を見ず、そして元気に「おはようございます。」と言う。それこそが、今の世に必要とされる事象なのです。
　故に筆者もこの点を心掛け過ごしたいと思います。この世は試練だらけ。しかし希望だけは失わない生き方をされては如何でしょうか？そうです、希望を抱き、いつかきっとを信じられるなら、その瞬間その方は「輝く」のです。何故ならその努力はいつか報われ、自身の元気な「おはようございます」が周囲を魅了し、そしてその「おはようございます」は伝播して行くのです。そうなるまで、努力を続けましょう。挨拶は人と人との潤滑油だからです。
故に、先ず私たちは朝出勤してきたら、元気な笑顔で「おはようございます」と一日を始めましょう。現実は辛く、厳しく、試練だらけです。しかし、そこに怯まず笑顔で「おはようございます」と発話する所に「輝き」や「真価」があります。
　これを御覧くださったのなら、早速貴方もこの笑顔の挨拶を今日から始まませんか？そして、その温かい眼差しに人が集まる様子を見て最後に笑顔になれたら？それは非常に幸いなひと時ではないでしょうか？そしてそこから広がる会話を是非とも楽しみましょう。希望がないと下を向くのではなく、元気に笑顔で！「おはようございます。」です！それが出来る人の所に人は集まります。そして、更にお話も進むのです。もうお解りの事と思慮致します。これから後、最後に笑いを勝ち取る為、私達は日々努力したいと思います。
　「最後は笑いに変えるから」是非是非！この笑い（笑顔）を連鎖させ、人生を楽しみましょう。