mixiユーザー(id:28135846)

2024年01月19日17:24

116 view

娘と僕と、そして広上さんと

日曜劇場で「さよならマエストロ」っていうドラマをやっているのをつい最近知って(友人の音楽評論家、山田治生氏のツイッターで触れられていたので)、遅ればせながらTverで第1話を見ました。

演奏者の夢を諦めた娘と指揮者キャリアを捨てた父親のすれ違いを縦糸に、そして廃止が決まった市民オケの人間模様を横糸に、美しい富士山のもと一地方で織りなされる人間模様・・・結構楽しく見れました。

夕食を取りながらiPADでみている僕の前に、帰宅した娘。「あ、見てるんや」と一言。知ってたの?と聴く僕に、西島秀俊の他のドラマが好きな娘は、「知ってたし、お父さん興味ないんかなと思ってたけど、話すと鬱陶しいから言わなかった」とのお言葉。そうですか、はい。

荷物を下ろすや、スマホをいじった娘、ぷっと噴きだして言った言葉が、「広上さんなんや!」・・・!。このドラマの指揮の指導が広上さんだと僕は知っていたが、娘の口から「広上さん」と来たのにはちょっとびっくり・・・そしてさらに、「西島さん、広上さんって、指揮者の中で模倣するのが一番大変な人やって言うてはるわ。あはは、そらそうやろなあ、ちゃきちゃきせなあかんし、グー!って親指立てなあかんし」・・・・!!・・・・

娘と広上・京響を聴いたのは、たしか東京での「巨人」のはず(https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1923292460&owner_id=28135846)。そうだったよね?という僕に、「それはあんまり覚えてへん」と娘。そして、「ほら、大阪のシンフォニーホールで広上さんと京響のコンサートがあって、聴きに行ったやん」とのお返事。

全然覚えてなかったぐすたふくん、今日あわてて検索しましたよ。そしたら・・・・あった!ありました!
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1912379207&owner_id=28135846

これって・・・もう10年も前のこと。その時、娘は15歳。
憶えていてくれたんだ・・・・当の親父は忘れてたのに。

普段は声をかけてもつれない返事、上から目線の塩対応、そんな娘の態度がドラマに重なる。でも娘が「広上さん」と親しみを込めて語るとき、僕は自分の人生、少なくとも一片の意味があったのかな、と思う。

広上さん、改めて感謝です。ありがとうございました。

3 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2024年01月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031