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2024年01月14日17:02

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いろいろ観たけど「まあまあ」映画ばかりの1月中旬。

 1月11日(金)に一昨年の令和4年3月公開の日本映画「KAPPEI カッペイ」を観る。

「KAPPEI カッペイ」(平野隆)
ノストラダムスの予言(懐かしい!)を信じて、世紀末の混乱を救うべく終末戦士を育て上げてきた胡散臭い指導者が、さすがに2022年ともなれば終末も来そうもなく、戦士団の解散を宣言する。禁欲的修行を重ねてきた戦士達は21世紀享楽世界に放り出され、戸惑うばかりに至るドタバタ恋愛模様。まあ、原作がギャグコミックで、それを伊藤英明・上白石萌歌etcの若手陣が演じ、「跳んで埼玉」の徳永友一・脚本だから要するにオバカ映画なのだが、私にはそのオバッカプリがノレる部分とそうでない部分が混在した。ただ、原作通りなのだろうが、エンディングの弾けっぷりは意外と悪く無い。(まあまあ)

 1月12日(金)に一昨年2022年7月公開の外国映画「炎のデス・ポリス」を観る。

「炎のデス・ポリス」(ジョー・カーナハン)
司法長官暗殺に絡む詐欺師フランク・グリロが、殺し屋に狙われていることを察知し、警官暴行事件を起こして警察の留置場に逃げ込む。泥酔を演じ同じ留置場に収監されグリロの命を狙うのが、銃器をあまり使わない殺し屋ジェラルド・バトラー。さらに銃器を乱射するサイコパスの殺し屋トピー・ハスがもう一つの関わりがあるマフィアから送り込まれ、警察署に乱入。生き残った新人女性警官アレクシウス・ラウダーを加えた4人が、カオスの署内で一夜の闘争を繰り広げるバイオレンス・アクション。人数と時間を限定した私好みの構成ではあるが、終盤サスペンスの多重性を狙い暗殺事件の闇を複雑化したのが、逆にシムプルな面白さを欠いたと思う。出演者はいずれも個性を際立たせた好演。特に若手女優ラウダーが光った。(まあまあ)

 同日12日(金)に一昨年2022年10月公開の外国映画「PIG/ピッグ」を観る。

「PIG/ピッグ」(マイケル・サルノスキ)
良質トリュフ採取能力を持つブタと、森の奥で何故か孤独に暮らしている初老のニコラス・ケイジが主人公。ある日そのブタが盗難に遭い、それを求め町まで捜索の旅に出るが、それを通じ薄皮を剥ぐように彼の過去が、次第に明らかになってくる。寡黙で行間を読ませる語りは味わい深く好みのはずだが、私にはどこかフィットせず持って回った思わせぶりの方が気になってしまった。(まあまあ)

 1月13日(土)にピンク映画「覗かれた不倫妻 主人の目の前で…」を観る。

「覗かれた不倫妻 主人の目の前で…」(榎本敏郎)
常に何者かの視線に怯えている警備員の伊藤猛が主人公だが、どうやら妻の不倫を覗いて興奮していた過去のトラウマに関係しているようで、妻は自殺とも事故ともつかぬ形で死別する。覗きという典型的ピンクネタなのだが、セラピーシーンが延々と展開されたり、最後は万華鏡風の画面造形からダークファンタジー的な展開になったり、世紀末1999年作らしい倦怠感が漂う。監督は「ピンク七福神」の鬼才・榎本敏郎の監督に脚本・井土紀州が加わるが、ピンクでゲージュツ(断じて「芸術」ではない)やっちゃイケナイヨナという私の嫌いなタイプの一作だった。伊藤猛はそれなりの名演だが、サブエピソードの同僚・川瀬陽太のパーツは、サービスのつもりかしらないがチグハグな印象しかない。(あまりよくなかった)

 同日13日(土)に一昨年の令和4年7月公開の日本映画「希望と絶望 その涙を誰も知らない」を観る。

「希望と絶望 その涙を誰も知らない」(竹中優介)
令和元年暮れに1年後クリスマスライブ東京ドーム公演が発表されたアイドルグループ日向坂46が、コロナ禍で中止に追い込まれ、令和4年3月ついにドーム公演実現に漕ぎ着けるまでの苦闘のドキュメント。コロナ禍の活動制限でライブ大減少による実演力の低下・慣れない仕事の中で陥るメンバーの体調不良・チームワークの乱れ等、空前絶後のコロナ禍を追った記録として貴重だが、この世界に馴染みの無い私にはもう一つピンと来ない部分もあった。(まあまあ)

 1月14日(日)に昨年2023年1月公開の外国「ドリーム・ホース」を観る。

「ドリーム・ホース」(ユーロス・リン)
英ウェールズ地方の小村で一主婦が音頭をとり、無謀にも競争馬の村人共同馬主を提案し、その馬の大活躍がさびれた村に活気と希望を取り戻すとの、ドキュメンタリーにもなった感動実話の映画化だ。でも馬に対して特に興味がない私にとっては、平凡な生活に飽き足らず周囲の反発を押し切ってそこに夢とロマンを求める感覚と、やがて周囲を巻き込んでムーブメントになるあたりにあまり共感をそそられない。馬が失踪する活動寫眞の原点と言える魅惑は一応認めるが…。(あまりよくなかった)

 前回日記から1月14日(日)までに観た映画は次の10本。

「劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人」「愛を歌う花」
「呪怨−ザ・ファイナル−」「KAPPEI カッペイ」「炎のデス・ポリス」
「PIG/ピッグ」「覗かれた不倫妻 主人の目の前で…」
「希望と絶望 その涙を誰も知らない」「ドリーム・ホース」
「WANTED/ウォンテッド」

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