最近の読書と映画とネイル

写真は順に
＊誉田哲也「もう、聞こえない」（幻冬舎文庫）表紙
＊ネイル
＊映画「オットーという男」（2023年3月公開）

誉田哲也の新作が文庫になるのを常に待つ私。
「もう、聞こえない」（幻冬舎文庫）は、彼の作品の中でも異色だった。
まさかのホラー小説(ﾟдﾟ)！
しかし荒唐無稽に感じられない筆力には脱帽だ。

14年前に幼馴染「美波」が殺害された未解決事件を追う出版社勤めの寺田真由。
傷害致死容疑で逮捕、勾留中に「声が聞こえる」と語り始めた女性週刊誌記者・中西雪美。
肉体は消滅しても「言霊」に残る霊力は在ると語る歴史上の人物も登場…ということは、彼は今も成仏できてない？
さぁてその人物は誰でしょうね。ふふふ。
そもそも成仏とか浮遊霊とか、現代科学に於いてなんの根拠も証拠もないものだれど。
だからこその終章での「霊」の立ち位置なのかなぁと、楽しい余韻を残してくれた作品だ。
続編も想定されそうな作品…続編を書かない方が美しいと思う私だが、もしも続編だ出たらど〜するってかぁ？
買いますよ、はい、普通に（笑）

ネイル塗り替え。

サロンで観たのは「オットーという男」（2023年3月公開）。
主演はトム・ハンクス。
町一番のウザいおっさんは妻に先立たれて孤独の極み、何度も自殺を図るが、なぜかその度に邪魔されてしまう。
やがて近所に引っ越してきた子沢山夫婦やSNSのインフルエンサーらに巻き込まれて、自殺どころではなくなっていく。
回想シーンから、若かりし頃のオットーが今日のウザいおっさんに整形されてしまった理由がわかってくる。