富山の街の小さなシアターで、久しぶりに映画を2本見た。
疲れるかと思ったけど、そうでもなかった。
『Hargrove』は、早死にした天才ジャズトランペッターの最後のツアーを撮ったドキュメンタリー。 病を抱えていても楽器を吹き始めると元気になる音楽バカアーティストの人となりが、えらくチャーミングだった。
マネージャー絡みの生臭い事情があって、彼が作った楽曲は映画では一切使えなかったらしいけど、でもスタンダード曲とアドリブ演奏だけでも、彼の凄さはわかった。
すんません。 不勉強で、ロイ・ハーグローヴのアルバム、聴いたことなかったんすよね。
ディアンジェロとか、エリカ・バドゥとか、ROOTSとかのアルバムで演奏を耳にしているはずなんだけど、こんな人だとは知らなかったし、名前も意識してなかったです。
クローネンバーグの『裸のランチ』は、バロウズの原作を何十年も積読のままにしている埋め合わせに、とか思って観たんだけど、たぶん小説とはまったく違った作品(いやまあ、原作自体が映画化困難なタイプのものなんだろうけどさ)。
映像的にはけっこう面白かったけど、ただ、SFホラー系スプラッタ一歩手前のグチョグチョ感は、「おお」とは思うけど、大好物ではないんすよね。
いやあ、映画で夜遊びって、けっこういいもんすね。
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