最近読んだ本・映画・ネイル

写真は順に
＊辻村深月「琥珀の夏」（文春文庫）表紙
＊映画「マイ エレメント」（ディズニー＆ピクサー）イメージ画像
＊メイル塗り替え

「琥珀の夏」
最近読んだ彼女の作品の中ではダントツ、前のめりで読んだ。
「ミライの学校」という子供だけで生活をさせ、自主性を育む特殊な学校があった。
親とは週末だけ、ケースによっては数ヶ月に一度しか会えない。
「ミライの学校」に子供を預ける親の中にはそこで教師をする者も居たが、決して子供と同じ学び舎には配属されなかった。
その学校での集団生活に身を置くミカ。
ミカの両親もまた「ミライの学校」の教師だった。
そして夏、1週間だけ外から体験合宿にやってくる多くの参加者「麓の生徒」の中にノリコがいた。
30年後「ミライの学校」の跡地から身元不明の子供の白骨死体が見つかった。
事件なのか事故なのか。
弁護士になっていたノリコは、その子供が自分の孫ではないかと案ずる老夫婦の依頼を受けて
遠い記憶を呼び覚ましながら再び「ミライの学校」と関わることになった。
子供時代のミカとノリコ、それぞれの側からの「ミライの学校」との関わり合い方が描かれグイグイ引きつけられた。
そして中盤でえぇ〜〜と驚く展開が待ち受けていた。
「ミライの学校」は宗教団体ではなかったが、一種のカルト集団ではある。
理想と現実。
「ミライの学校」の教育理念に人生を捧げる大人。
本来もっと子供に与えられるべき親からの愛情と外の世界での経験値の乏しさ。
遮蔽された環境下で言わば滅菌状態で育てられた子供達は、皆賢いし素直だが世間「麓の生徒」とのギャップは激しい。
白骨死体の謎を探るうちに暴かれていく団体とそこに関わった大人たちの理想と真実。

映画「マイ エレメント」（ディズニー＆ピクサー）をネイルサロンで観た。
エレメントシティが夢のように美しい❣
癇癪持ちの火のエレメントのエンバーと心優しい水のエレメントのウェイドが徐々に心を通わせ合うファンタジー映画。
ちなみに星座占いで私のエレメントは風、どーでもええけど。

クリスマスシーズンだし、ネイルは気分を変えてみた。
親指と中指がマグネット、薬指にちょっとだけストーン配置。
グリーンネイル部分は削って樹脂で蓋をしてもらい、だいぶ汚さが消えたか(；´∀｀) けどまだネイルはダメダメ。