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2023年11月08日23:10

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【1973】映画『キャロル・キング ホーム・アゲイン ライブ・イン・セントラルパーク』

 
11月6日(月)、シネリーブル梅田で鑑賞。観客約40人。1週目から1日1回上映。

公式  https://www.carolekingthemovie.com



「アメリカの女性天才芸術家」ドキュメンタリー特集(笑)と、勝手に銘打ったハシゴ鑑賞の2本目。

夏に劇場でフライヤーを見かけた瞬間、(これは絶対に観る!)と決めていた。
11月3日公開は遠い先のような気がしていたが、あっという間だった。

キャロル・キングの映像は見たことがなく、アルバムも聴いたことはなかった。
でも、一度聴いたら好きにならずにはいられない「何か」が、彼女にはあった。


コンサートの1曲目、ピアノ弾き語りされた「Beautiful」を字幕入りで聴いた瞬間、
その普遍的なメッセージ、等身大の女性の素直な思いに、ぐっと胸が込み上げた。



 「Beautiful」解説
  https://setochiyo-style.com/entry/beautiful/carole-king/japanese


彼女の愛情深さと親しみやすさ、そしてストレートな表現に触れ、心が震えた。


シネリーブルが誇る《odessaシネマ1》上映だったのに音質は良くなかった。
おそらくマスターテープ自体が良くないのだろう、響きがキンキンしていた。
何度も見た『白鍵と黒鍵の間に』予告は良い音だったので、施設のせいではない。
50年間もお蔵入りしていた記録映像をレストアするのは並大抵ではなかったろう。
(『サマー・オブ・ソウル』のレストアと再編集は執念を感じる仕事ぶりだった)

でもまぁ、そんなこんなも含めて「1973年の雰囲気」を楽しんだ。



無料ライブの観客は「10万人」と紹介されたが、そこまで多くなかった気がする。
空撮を見た感じ、テイラー・スウィフトの方が多かった。LAのソーファイ・スタジアムはスーパーボウルの会場にもなった箱で、収容人数は約7万人。

 【史上最高のライブ映画】《テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR》
 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1986272795&owner_id=1833905


2022年に観た『サマー・オブ・ソウル』、ハーレム・カルチュラル・フェスティバルは猛烈な人出で30万人。https://i-d.vice.com/ja/article/z3x5jx/summerofsoul

 【感涙】『サマー・オブ・ソウル』の名シーン紹介
 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1980656827&owner_id=1833905


そういえば、セントラル・パーク・ライブの設営担当はウッドストックの設営も手がけた人だった。「アーティストが最高のプレイをやれる環境を整えるのが俺の役目」と。
かっこいい台詞だなと思った。

照明の櫓に観客(大半は若い男)が勝手によじ登り、中には踊ったりする者までいて、危険な状態になっていた。ディレクターが耳打ちし、キャロル本人が「硬いことは言いたくないけど、危ないから降りて。降りるまで演奏はできない。後ろの人も見えるよう、思いやりを持ってほしい」と呼びかけていた。何人かは降りたが、演奏が再開するとまたすぐ登っていた。櫓が倒れなくて良かった。

会場ショットで当時の風俗(ファッションなど)を観察できた。ベルボトム!
キャロルの大柄チェックのジャケットにバギーデニムも70年代らしかった。

映る女性客たちが唱和していたのは印象に残った。彼女らの共感が伝わってきた。



https://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=1833905&id=5599542



前半はキャロル・キングの生い立ちと、売れっ子シンガーソングライターになるまでの紹介。彼女は当初、スタジオミュージシャン(ピアニスト)として評価されていた。また、ソングライターとしてデモテープに吹き込んだ歌が関係者たちに大注目され、シンガーとしても活動するようになったそう。

後半は、1973年5月26日、NYセントラル・パークで催された無料コンサート。設営やリハから、ライブ終了後すぐ会場を後にするところまで記録されていた。このライブはキャロル・キングの初ライブツアー、記念すべき第1回。ブルックリン生まれの彼女は、故郷に恩返ししたいと語っていた。


キャロル・キングは若い頃からFMラジオで「It's Too Late」「You've Got a Friend」「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman」などを何度も聴いてきた。素敵な歌だな、とても好きだわと思っていたが、アルバムを聴いたことはなかった。
だから、本作で初めて聴いた曲が大半。でも、全く問題なく楽しめた。

コンサート前半は大ヒットアルバム『つづれおり』(Tapestry)から7曲。オープニングの「Beautiful」は初めて聴いたが、歌詞に感動してキャロルに惚れ込んだ。なんて素敵な人なんだろう!と。前半のラストは予想通り「It's Too Late」。FMで聴いたアルバムバージョンよりもエモーショナルな歌い方で心を掴まれた。

コンサート後半は「数週間後にリリースされると思う」と本人が説明した、初のコンセプトアルバム『Fantasy』から10曲。未発表アルバムの大半を歌う太っ腹には驚いた。とても親密な印象の『Tapestry』とは違い、バックバンドが力強く支えていた。ブラック・コンテンポラリーやブラス・ロックなどの影響を感じさせる多彩な曲作り。各曲の質の高さに感心した。そして、歌詞が本当に素敵!共感しかない。今まで気づかなかったキャロルの魅力を発見した。
歌も安定感はあったが、スペイン語の曲「コラソン」出だしの低音だけは声が出にくかった。

アンコールはやはり「You've Got a Friend」。本編79分だから決して長くはなかったが、大満足のコンサートだった。終映後の劇場ロビーで「You've Got a Friend」を鼻歌するお爺さんがいたほど楽しめる作品だった。


映画.com  https://eiga.com/movie/100124/
Filmarks  https://filmarks.com/movies/112012


『つづれおり』日本国内のセールスに携わったallusionさんの感想日記
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1986311212&owner_id=6327611


キャロル・キング【前編】『つづれおり』は今に繋がるポップスの礎
https://cocotame.jp/series/039823/

キャロル・キング【後編】のちのシーンに影響を与えた稀有なメロディメイカー
https://cocotame.jp/series/039847/



【INDEX】映画/舞台 関連日記(3)
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1984169789&owner_id=1833905

【INDEX】音楽関連日記 / 2011〜
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1668576988&owner_id=1833905


 
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