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2023年11月06日18:30

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オペラ「チャイ5」・・・コンセルトヘボウ2023日本ツアー京都公演(11月5日)

すみません、「チャイ5かあ・・面白くねえなあ」なんて言ってたぐすたふくんを許してくださいませ。

京都 京都コンサートホール大ホール
第27回京都の秋 音楽祭
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団2023 京都公演
ファビオ・ルイージ指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
[ピアノ] イェフィム・ブロンフマン
ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
リスト:ピアノ協奏曲第2番 イ長調
(ソリストアンコール ラフマニノフ:前奏曲作品25−2)
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 作品64
(オーケストラアンコール チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」から’ポロネーズ’)

とにかく、メインのチャイ5にとどめを刺す。いや、これ、ホントにチャイ5なの?まるで違う曲を聴いてるみたい。歌も舞台もない中、音だけで一篇のドラマが紡がれていく。そのまさに「オペラ」を思わせるドラマティックな展開には、本当に「胸を熱く」しました。

また、それを可能にするコンセルトヘボウの表現力の凄さ、その幅の広さ、響きの豊かさ。特筆すべきはやはり二楽章で、女性ホルントップが奏でる「陶然とする」ソロから始まり、消え入るようなppppのその先にも、怒涛のffffのその上にも、必ず「歌」が舞い降りる。「交響曲」という「純粋音楽」も、畢竟「音楽」である限り、「人が愛を込めて歌うもの」以外ではありえない、そのことを今日ほど感じた日はなかったです。

演奏時間は通常のチャイ5のそれであったにもかかわらず、体感時間は優に1時間を超えていた気がする。それほどに濃密な体験でした。

これまでコンセルトヘボウは、2015年にグスターヴォ・ヒメノ/「悲愴」(https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1947642712&owner_id=28135846)、2017年にダニエレ・ガッディ/マーラー4番(https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1963738833&owner_id=28135846)、と聴いたが、今回が一番、かも。やっぱり、ルイージさんってすごいなあ・・・しみじみ。

もとコンセルトヘボウに在籍されていた日本人の方に休憩時間にお会いして、「出来たらプログラム、もう一声、欲しいですけどねえ」などと不遜なことをぶっこいていたのだが、そのお方から「2年後は巨人を用意するって言ってましたよ」との情報。となると、マケラで「巨人」ということ? ううううう、これは外せないですねえ。

追記

前半については、ピアニストのアンコールですべてぶっ飛んでしまいました。この人
とんでもない人です。それだけで許してくださいませ。
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