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2023年10月30日23:50

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日高朋子氏の彫刻展,是非お邪魔したいです(ღˇ◡ˇ*)♡

 とても優しい雰囲気の,本当に素敵な彫刻作品ですね(ღˇ◡ˇ*)♡

 僕が美術鑑賞を積極的に行っている中で感じているのは「彫刻は意外と鑑賞の機会が少ない」ということです。無論,大きな美術館には彫刻作品が展示されていることも多いし,また市町村役場や駅などの公共施設にも彫刻作品が置かれていることも珍しくありませんが,一方で絵画展のように数多くの彫刻の並んだ展覧会というのはあまり見掛けません。僕が今までに体験した中で本当にたくさんの彫刻が並んだ展覧会といえば,美術大学の卒業制作展くらいでしょうか。当初は不思議でしたが,恐らくそれは1つ1つの作品制作に長い時間を要するからでしょう。以前にもテキスタイルや工芸などは制作に長時間を要するので個展を頻繁に開催するといったことは困難なのだと僕は耳に致しました。それはきっと,彫刻においても同様なのに違いありません。

 しかし今回,その「なかなか鑑賞の機会に恵まれぬ」彫刻の個展が開催されていることを知りました。現在,茨城県水戸市備前町の「常陽史料館」で「日高朋子 創作人形展 カノン〜響きあう〜」という展覧会が開催されています。日高朋子氏は同県日立市在住の人形作家で,慶應義塾大学在学中から独学で人形制作を開始し現在まで「日立市美術展」の彫刻・工芸部門などで数々の賞を受章するとともに広く全国の個展やグループ展などで作品を発表している方です。こちらの記事では展覧会について「人形展」と記載されているし日高氏もご自身のホームページで「創作人形作家」と名乗っておられますが,記事に添付された写真を観ると同氏の作品は彫刻に属するものと言えるのではないかと思われます。事実,コンペにおいて工芸部門なのみならず彫刻部門での受賞歴もお持ちだということで,同氏の作品の少なくとも一部は彫刻分野に属するものだと考えても間違い無いでしょう。日高氏は元々ブロンズ像の制作を手掛けていらしたそうですが,現在では「温かみややわらかさを表現したい」と木を素材にした制作に移り,具体的には「桐などの木を土台にして、油絵の具を塗ったり、和紙を重ねて貼ったりして色付け」という技法を用いておられるということです。

 こちらの写真を観ると,手前に立つ2人の女性たちはいずれも乳児を抱き,柔らかで慕わしい雰囲気が強く感じられます。特に向かって左側の像は女性の容貌がハッキリと映し出されていますが,どこか観音菩薩を思わせるような表情に,仏教徒である僕としては思わず手を合わせたくなるような思いを抱いてしまいます。またそれらの大きな像の背後に並べられた小さな作品たちからも人間の動きの一場面をそのまま持ってきたような迫真性が感じられ,とても見事な作品に違い無いということを思わせられます。ここで正直に白状しておくと,僕はこれまで日高朋子氏のことを存じ上げず,当然ながら同氏の作品を鑑賞したこともありませんでした。日高氏はお住まいといい学歴といい僕と無縁の方ではないだけに自らの不勉強ぶりが悔しくてなりませんが,今回こちらの記事を拝読したことを切っ掛けに是非鑑賞させて頂きたいと強く願われてならぬ思いです。

 2023(令和5)年11月12日まで開催中の展覧会「日高朋子 創作人形展 カノン〜響きあう〜」。何とか時間を作って鑑賞にお邪魔させて頂きたいし,今回を切っ掛けに日高朋子氏の彫刻作品を積極的に鑑賞していきたいとも願っております。それは日高氏による優れた芸術に触れられるという意味でも,またなかなか鑑賞の機会を持てない彫刻の傑作に触れられるという意味でも,非常に大きな意義があるのではないかと僕は思っています♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪



日高朋子さん創作人形展 「常陽史料館」(茨城・水戸市)
https://yomiuri-townnews.com/hidaka-doll-exhibition/2023/10/28/

T o m o k o ' s  R o o m
創作人形作家 日高朋子 オフィシャル ホームページ
http://www.net1.jway.ne.jp/tomo_doll/
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