mixiユーザー(id:1506494)

2023年10月29日20:02

23 view

読響第129回横浜マチネ@みなとみらい大ホール

常任指揮者S.ヴァイグレ氏指揮によりオールロシアプロ、といきたいところですが
プロコフィエフはウクライナ出身、ハチャトゥリアンは現ジョージア出身のアルメ
ニア人、辛うじてストラヴィンスキーがロシアかな(でも活躍の場はパリで、後に
アメリカ)、ということでオールソヴィエトプロとしておきましょう(今は昔)

みなとみらいホールに行くのに桜木町駅前からパシフィコ横浜行きの市営バスに乗る
つもりが、バス停に市交通局職員なんだか男の方がいらして、本日は横浜マラソンの
ため当該路線は運休ですとのこと(マラソン関係者だったのかな)

幸い、余裕を持ったスケジュールにしていましたので、急遽動く歩道でランドマーク
タワー経由の徒歩にコースを切り替えました

で、改めまして本日のプログラムはプロコフィエフの交響的協奏曲、ハチャトゥリア
ンのバレエ音楽「ガイーヌ」から抜粋、ストラヴィンスキーのバレエ組曲「火の鳥」
(1919年版)であります

プロコフィエフは全くの未聴、公演パンフの解説によると初演が失敗に終わりお蔵入
りとなっていたチェロ協奏曲を20年後に大幅に改訂したものだとか
この改訂版作成にはロストロポーヴィチが関わっており、初演はリヒテル指揮(指揮
もおやりになるんですね)だそうです

独奏はマダムに人気の宮田大氏、イケメンでカッコいいですけど、もちろんそれだけ
ではない、卓越した音楽性と技巧、豊かな音色でありました
しかしながら肝心の曲目は作曲者最晩年(ワタシの生まれた頃)の作品ですが、音階
がはっきり感じ取れるわかりやすいもので、前衛的ではないにも拘わらず、とりとめ
のない感じで、何度か睡魔に襲われ(無駄に戦うことはしませんでした)、首カック
ンになりました

作曲のための作曲で出来た作品という感じですかね
読響(相変わらず上手い)にもヴァイグレ氏(相変わらず手堅い)にも宮田氏(人気
のわけがよくわかる)にも、なんの落ち度はないんですが

ソリストアンコールは、いきなりフラジオレット奏法(というんでしょうか)で高音
を弾き始め、すわ前衛かと思ったら、ゆっくりmollのアルペジオに続いてカタロニア
民謡鳥の歌(無伴奏版)でした
超高音は、オケ伴ではヴァイオリンのトレモロによるところのもの、鳥の啼き声だっ
たんですね(後でロビーに張り出された掲示によるとカザルス編らしい)

プロコが結構長くて(だから首カックンになるんです)、アンコールもあったため
ここで休憩、例によって床にチラシをばら撒くバカ男の座席の下からそれを拾い集
め、チラシ回収ボックスに投じておきました(休憩後戻ってきて何か感じたかな)

休憩後はまずガイーヌ、ワタシはもちろん剣の舞は知っており(小学校の頃、必修
鑑賞曲に指定されていた)、もう1曲バラの乙女の踊りも筑摩書房刊音楽全集に収め
られていたので、知っていますが、その他は初めて
断じてロシア音楽ではありません(中東の雰囲気が濃厚です)
でも、第1ステージに比べてはるかに聴きやすい、首カックンにもならずに拝聴
ソロ・オヴェイションは、剣の舞で活躍されたシロフォン奏者に与えられました

メイン・プログラムの火の鳥は、これまでアマチュアによる演奏を結構聴いてきま
したが、やはり巧者による模範演奏は安心感が違いますな
ヴァイグレ氏も身体を大いに揺らし、終曲の(ちょっとしつこい)フレーズもダレ
ずに弾き収めました

尻上がりによくなった本日の演奏会でありました
プロコフィエフは21世紀まで生き残れないだろうなどと言われたのを読んだことが
ありますが、そんな気がしましたね(批判に負けずしっかり生き残ってますけど)

演奏会終了後はバスで(もう運行再開していました)横浜駅まで出て、そごうの
地下で帰省の土産を買いました(甘味中心です)
2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2023年10月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031