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2023年10月22日10:14

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鶴岡義雄の展覧会,良いなぁ(ლ˘╰╯˘).。.:*♡

 こういう作品,良いなぁ(ლ˘╰╯˘).。.:*♡

 僕がジャンルを問わぬ美術鑑賞を心掛けていること,その一方で最近は日本画に心惹かれることが多いことを以前にも申し上げましたね。このように申し上げると「洋画には心惹かれないのか」という疑問を持たれる方もいらっしゃることでしょう。無論,そんなことはありません。たしかに日本画と洋画とでは使用される絵具や技法に違いはありますが,どちらも絵画という点では共通しており同じように鑑賞することが可能です。しかしながら僕の乏しい経験ではありますが日本画の中には美しい画題を選びその美しさを描いたものが珍しくないのに対し,現代の洋画は必ずしもそうではないように感じることも稀ではありません。特に若手美術家の作品はそうで,東京藝術大学など有名美術大学の卒業制作展に行くとその傾向を如実に感じます。無論,美しいものを美しく描くばかりが美術ではないのは当然のことです。たとえば社会の暗部や人間心理の深淵に目を向けた美術作品や,或いは純粋に色や形の組み合わせを組み合わせた抽象的な美術作品なども是非観賞すべきですし観る者に深い感銘を与えるものでもありますが,やはり美しいものを美しく描いた作品をも鑑賞したいし,そういう作品もあって良いのではないかという僕の願いは決して突飛なものではないと思っています。

 そんな僕のモヤモヤを解消するような「女性美を追求し続けた画家〜鶴岡義雄展」という展覧会が,茨城県筑西市の廣澤美術館で開催中です。鶴岡義雄(1917〜2007)は同県土浦市出身の洋画家で,フランスの若い女性を描いた「マドモアゼル」シリーズや日本の花街の女性達を描いた「舞妓」シリーズなど若い女性の美しさを描いた作品で知られる一方,二科会理事長や日本芸術院会員など美術団体の運営にも積極的に関わった人物です。こちらの企画展では同美術館所蔵の72点が展示されているとのことで,廣澤美術館が郷土出身画家の作品に関する優れたコレクションを所蔵していることも伺えますね。
 実は僕は甚だしい勉強不足で,お恥ずかしいことに鶴岡義雄という郷土の大画家のことをこれまで存じませんでした。ただこちらの記事の写真を観て「以前に訪れた日立市のホテルのロビーに展示されていたのも,もしやこの人の作品ではないか?(。・о・。)?」ということに思い当っています。土浦市も日立市もどちらも茨城県の都市ですから「郷土の画家の作品を」ということでホテルが鶴岡義雄の作品を購入し展示していても不思議はありません。そのホテルを僕が訪ねたのはかなり以前のことでしかも全くの所用だったのですが,大きな洋画を前に「良いなぁ(ლ˘╰╯˘).。.:*♡」と感じさせられたのが深く印象に残っています。そういえば僕がクラシック音楽を聴き始めた中学生の頃に僕がCDを掛けると父や母が「お,この曲は昔聴いたことがある(◍•ᴗ•◍)」としばしば喜んでいたものですが,今回僕が感じている喜びもそれに類したものかもしれません(´◡`๑)

 いずれにせよ「郷土の大画家の名前すら知らない」という大失態は言い訳のしようが無く,本来の「美しいものを美しく描いた作品を観たい」という思いのみならず「俄勉強しなければならない」という自らを責める思いをも感じつつ,廣澤美術館に足を向けたいと思っているところです。幸いなことに「女性美を追求し続けた画家〜鶴岡義雄展」は2023(令和5)年12月3日まで開催されているとのことですから,なるべく早いうちに時間を作って筑西市に足を運ぶつもりです。



女性美 あでやかに 「マドモアゼル」「舞妓」シリーズの鶴岡義雄展 筑西・廣澤美術館で72点
https://www.tokyo-np.co.jp/article/283851
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