肉筆や木版画で人間の性的な交わりを描いた「春画」の研究者である「春画先生」こと芳賀一郎(内野聖陽さま)は、妻に先立たれて以来、世捨て人のように研究に没頭する日々を過ごしていた。そんな芳賀から春画鑑賞を学ぶ春野弓子(北香那御嬢様)は、春画の奥深い魅力にのめり込んでいくと同時に、芳賀に恋心を抱くように。やがて、芳賀が執筆している「春画大全」の完成を急ぐ編集者・辻村(柄本祐さま)や、芳賀の亡き妻の姉である一葉(安達祐実姐さん)の登場により、大きな波乱が巻き起こる。
春画を取り扱った映画は、今のところ二本ありまして最初に公開されたのがドキュメンタリー映画『春画と日本人』でして、これは本当に生真面目な春画の世界を取り扱った「R18」指定の映画でしたが、今回は初めての劇映画でして春画の部分は全体の三分の一なのですが、後半が谷崎潤一郎を思わせる煩悩と官能に満ちた男女間のみならず、同性間での性愛関係も取り扱っているので家族揃ってと言う訳には参りませんが、実に堪能致しました。今回の映画で唸ったのはヒロインの北香那御嬢様が内野聖陽さま、柄本祐さま、安達祐実姐さんと言うアクの強い演技を魅せる中、一歩も退かない芯の強さを感じさせ、内野聖陽さまも『きのう何食べた?』のケンジ役とも普段演じている男臭い男性でも無くいそうで中々居ない飄々とした演技を魅せています。そして安達祐実姐さんなんですが、春画の鑑賞会で着ていた着物の帯の素晴らしさに眼を見張りました。一番喰えない編集者の辻村を演じていたのが柄本祐さまなんですが、これ他の役者さんが演じていたら確実に失敗しております。その位味がある役者に成長したと言うことで快哉を叫んでおりました。
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(silver catさまの秀逸なレビューは此方です)
https://happinet-phantom.com/shunga-movie/#
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