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2023年10月07日19:43

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岩渕秀俊ピアノリサイタル@三鷹市芸術文化センター風のホール

ワタシの高校の先輩である岩渕さんのリサイタルが4年ぶりに開催されました
世間一般ではコンサートは既に解禁になっていますが、岩渕さんは慎重を期して
5類移行になって初めて再開を決意されました

もちろんワタシは待ちかねておりましたので、お誘いを受けてすぐにgernの返事を
差し上げ、本日行って参りました

岩渕さんのこれまでのリサイタルはB&Bすなわちバッハとベートーヴェン(時に
ブラームスも)で構成されていましたが、今回もゴルトベルク変奏曲と、大学での
後輩に当たる、しかしプロとして活動されているヴァイオリニストの八嶋さんを
ゲストにヴァイオリンソナタの8番という渋い選曲です

このコンサートのことを拡散しようとFBで告知したところ、仙台のYYさんから
八嶋さんは高校の1級下だというコメントがありました
ワタシはなぜかそのことを既に知っていて、deja vu(既視感)ならぬdeja entendu
(既聴感)あるいはdeja lu(既読感)を覚えました

それもそのはず、4年前のリサイタルではやはり八嶋さんとコラボでクロイツェル
ソナタを演奏していたのでした
そのことをmixi日記に書き、YYさんから「実は…」のメールをいただいていたのです
二人ともそのことを忘れていたのですね(飯はまだか状態)

ともかく、4年間のブランクをブランクとはせず、岩渕さんは研鑽を積んでいたので
ありましょう、本日のゴルトベルクは心に響く名演でありました

客電ばかりでなく、ステージ上の照明も落として、ただ譜面と鍵盤だけを照らす
かすかな明かりの中で主題のアリアが演奏され、本当に心憎い演出でした

休憩後のDuoも、ワタシはベートーヴェンのソナタ全集を持っておらず、バラバラな
アルバムで有している中に8番は収められておりません
本日初めて聴きましたが、ヴァイオリンのオブリガートを伴ったピアノソナタの印象
が強く、しかしもちろんヴァイオリンは単なる添え物ではありません
前回のクロイツェルはちょっとハラハラするところもありましたが、今回は息もぴっ
たりで、アンコールのG線上のアリアもまたため息の出る美しさでした

会場には高校の先輩と思われる姿もありましたが、ちょっと自信がないので挨拶は
しませんでした

終演後のロビーに岩渕先輩が挨拶に立っておられましたので、今回初めてお声を
かけさせていただきました
ワタシとは気づかれなかったようで、名乗りを上げるとうれしそうに右手を差し出し
堅く握手をして「立派になられて」とのお言葉、相変わらずちくりとすることを仰い
ます

今回は駅から会場までの往復は小田急バスのお世話にはならず歩きましたが、帰り道
も苦にはなりませんでした(それほどまでに心満たされておりました)
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