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2023年09月23日22:00

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今日の演奏会に立ち会えたことを素直に僕は喜びたいと思う・・・京響定期

帰ってきて色々考えたのだけれど、演奏もさることながら、今日の演奏会は、京響とその聴衆にとって、その歴史として記憶されるべきイベントだったのではないかという思いに至りました。

京都 京都コンサートホール大ホール
京響第682回定期演奏会
沖澤 のどか指揮 京都市交響楽団
(コンサートマスター 石田泰尚)
ベートーヴェン:交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
コネソン:管弦楽のための「コスミック・トリロジー」(日本初演)
I。スーパーノヴァ II。暗黒時代の一条の光 III。アレフ

ストバイ1列目に石田・泉原、2列目に会田・尾崎という、3コンサートマスター及びアシスタントコンマス全員揃い踏み。それに加えて、前半12型、後半16型という拡大京響最強編成。これだけでも、気合の入り方が半端ないことがわかります。

その京響を颯爽と振り抜く女傑が現出させるのは、まるでクライバー・バイエルン国立管をそのまま持ってきたかのような快速・颯爽のベートーヴェン4番と、まさに「超新星」の爆発と形容する以外ない、とてつもないエネルギーの新世紀音楽。

コネソンの二楽章、ホールの中にいたものは、別次元の体験をしたようにすら思える。それほどの法悦感、高揚感。それをしてエクスタシーと表現することを許してもらえるだろうか?

終演後、完売御礼の会場は、この麗しきマエストロとその眩い音楽への、聴衆の溢れんばかりの愛に満たされる、その時間のなんと幸福なことであったか。

喝采したまえ、沖澤・京響と京都の聴衆が、ここに手を取り合って洋々たる未来に歩みを進める。その幸多からんことを。
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