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2023年09月08日02:12

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探し物は図書室へ・眩く眩む

写真は順に
*青山美智子「お探し物は図書室まで」(ポプラ文庫)表紙
*「ムシラセ」第14回公演『眩く眩む』チラシ両面

「お探し物は図書室まで」はほっこりさせてくれる。
ほっこり系、あんまり好みじゃないけど、この本は好きだな。
2021年本屋大賞第2位。
地域のコミュニティハウスにある図書室で仕事する司書さんがものすごく印象的。
人生に行き詰まりを感じる5人の老若男女がこの図書館で司書に勧められるままに本を借りる。
勧められた本の意味を紐解くのは借りる人の気持ち次第だ。
本を借りるとフェルトで作られた付録も付いてくる、それをどう捉えるかも、もらった人の気持ち次第。
滞っていた時間は、何気ないことで流れ始めるものなのだろう。
地域が限られているから、図書館の存在抜きでも5人が袖すり合う程度に関わり合うのも楽しい。

『眩く眩む』を中野MOMOで観劇。
有薗芳記さんが客演。
面白かったなぁ。
なるほど有薗さんが出たいと自ら売り込む(初出演時)はずだ。
今回はめでたく劇団からオファーを受けての2回目の出演。
ブラックな業界の代表職種と言っても過言ではないアニメーターの世界、これまでとこれからの業界体質、変化は生まれるのか。
一石を投じる制作進行担当の姫宮の考え方に全部同意する訳にはいかないと思ったが、体質改善が急務な業界であることは確かだ。
セリフが良い、間が素晴らしい、テンポ感も好き。
そして出演者たちのレベルも高い。
脚本・演出の保坂萌さんと演出助手の廣川真菜美さんの前説も面白かった。
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