日本の首相はニンキがない?
皆さんパッと思いつくのは当然"人気"でしょう(;^_^A
あえて"ダブルミーニング"で書いてみましたが、書きたいのは"任期"の方です(;^ω^)
実は、日本の首相、内閣総理大臣には【在任任期】の規定がないということ。
コレ。ご存知の方がどれだけいるのか…
日本には、内閣総理大臣の在任任期規定はなく、所属政党の党首の任期規定に従っていることになるんです。
つまり…自由民主党総裁の在任規定である、一期三年という規定です。
これだけでも諸外国の元首の任期規定と大きく異なる上、日本は『いつ首相が辞任するか分からない』という懸念を抱えていることなんです。
アメリカは、大統領選挙があり、一期四年で、基本は二期八年が通例です。
韓国は、一期四年で再選規定はなし。
中国は、名目上は、あくまで一期五年です。
ロシアはややこしいので割愛しますが、やはり名目上の大統領選挙は存在します。
解散はないものの、イギリス首相の任期規定が日本と近いものがあり、日本と同じく、首相の"突然辞任"が起こり得る国家であるということです。
だからこそ、二年、三年の在任が続けば日本では"長期政権"なんて言われるわけですからね(^^;)
ちなみに、衆議院議員の規定は、日本国憲法第45条にこう書かれています。
【衆議院議員の任期は、四年とする。但し、衆議院解散の場合には、その期間満了前に終了する。】
ただ、実際は三年、いや二年半から三年程度での衆院解散、というのが常にはなっているわけですが(;´∀`)
でももはや、その二年から三年という期間でさえも、日本人はもたなくなっているのかもしれません(;´Д`)
安倍政権が8年続いた要因の一つに私が考えているのは…
あの民主党政権よりマシだと思ったから。
どんなに不祥事があっても、民主党政権に戻りたくはないから。
これだと考えているんです。
そして、スガ政権を経て岸田政権になり…
衆院選、参院選に大勝し、順風満帆…かと思いきや…
自民党政権にとっての"大誤算"は、安倍晋三元首相の殺害事件、そして、明るみになった、旧統一教会関連問題でした。
そして、衆院選、参院選大勝をよそにして、一気に始まった、自民党、そして岸田政権へのバッシングでしたからね(^^;)
【衆議院は解散があるため、より民意を反映している。】
子どもに公民を教えていて、これが一番空しく感じたのが、2009年の民主党政権直前の時でした(;^ω^)
時として、空しく感じる時はあるんです。
今のニッポン人の民意は、四年はおろか、二年半から三年程度ですらもたなくなっているかもしれないなと(;^_^A
ようやく沈静はしましたが、去年のあの事件以降、今年初めまでのネット世論は以下の感じでした。
岸田やめろ
岸田の次
自民党はもう終わり
中国は10年。さらにその先まで在任しようというわけですからね(^▽^;)
ドイツのメルケル政権に至っては、16年ですからね(;´∀`)
日本は、四年の衆院任期はおろか、二年から三年ですら、民意が持たなくなっている。
日本の首相がコロコロ代わる、というのはここですからね(~_~;)
任期の規定を無視して、イヤならさあ次の連続というわけなんです(;´∀`)
私が今日ここでまとめたいのは、一度選挙をして決めたのならば、任期の規定をまっとうすべきでは?と思ったことです。
つまり、自民党が与党であるなら一期三年という規定に従うということ。
その他の政党が与党になるなら、その政党党首の在任規定に従うという意味です。
イヤならさっさと次の人、という考えを変えてみませんか?ということなんですよ(´-∀-`;)
日本人は昔から、熱しやすく冷めやすい気質は変わりませんが、SNSの普及がそれにより拍車をかけた印象なんですよね(^_^;)
もう無理なのは分かってはいるものの、政治をもう少し温かい目で見られないかなというのが、私の切実な思いです。
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