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2023年08月29日11:35

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8月28日 「CLOSE/クロース」観て、「クリード 過去の逆襲」見る

今日は、たまには映画館に行こうと思いました。
知合いのプロデューサーが面白いと言っていたベルギーとオランダとフランスの合作映画で、カンヌ国際映画祭でグランプリを取っているので、どんな映画なんだろうと思いまして。
中学生の美少年の友達以上、恋人未満の2人の映画でした。
中学生なので、自身の性に目覚め始めるのですが。
それまでは親友のように一緒のベッドに寝たりしてイチャイチャしてたのが、周りの目を気にするようになって、突き放したら、相方は自殺してしまうのです。
この辺りの演出が思わせぶりで分かる人には分かる演出で、分かる人には分かる演出になってます。
主人公の生き残った青年は、親友の自殺を気にしないふりをしていたが、心には自責の念を抱えていて、という苦しむ青年の重い話なのですが。
物語があって脚本通りに撮影するような映画ではなく。自然な子供たちの情景描写を重ねて、物語を語る台詞は少なく、誌的で綺麗な映像から心象風景が描かれるみたいな感じでした。
キャスティングで、どこか女の子っぽい少年たちをキャスティングしているのが、成功しているなあ、と思いました。
クローズアップを撮っているのに、カメラを全く意識しないで演技できる少年たちや俳優たちの演技も素晴らしかったです。
娯楽映画を期待している人には向かないと思いますが。
アート映画としては、今年の最高レベルの映画だと思います。
アート映画が好きな方にはお勧めだと思います。

家に変えてもう一本、映画を見ようと。
今年、映画館で大ヒットしていた「ロッキー」のスピンオフの「クリード」の最終章を見逃していたのですが。
もうサブスクで解禁されたので、アマゾンプライムで再生して見ました。
映像は格好良いのですが、話がかなり御都合主義的で、無理があるなあ、と。
チャンピオンから引退した主人公に、幼友達が刑務所から出所して訪ねてくるのですが。
ボクシングをやりたい気持ちは分かりますが。英才教育を受けたことがない既に引退してる自分の兄貴分を、ルーキーとして自分のジムのチャンピオンと対戦させるなんて、都合が良すぎますし、危険すぎます。
そんな無茶な対戦カードはボクシング界でも非難されますし、客も入ると思えないのですが。
更にボクシングを娑婆で始めたばかりの男が、チャンピオンに勝ったりしてますが、有り得ないです。
リアルにはピークを過ぎたオールド・ルーキーが、いきなりチャンピオンに勝てるほどボクシングは甘くないです。
この制作者たちは、ボクシングを普段、見ないのか。現実的には無理な事でも、ドラマティックにするために非現実的な話になってました。
説得力を持たせるためには、刑務所で本格的なボクシングを習って、チャンピオン級と何度も刑務所で対戦していたとか。
出所は早めにしていて、別の国でボクシングの特訓と対戦をずっとしていたとか。
ヘビー級のチャンピオンになる設定なら、それなりの説得力が必要だと思いました。
役者とかは良かったし、演出も格好良かったですけどね。
ボクシングが好きな人は気に入らないと思いますが。ボクシングの映画が好き、という方にはお勧めかもしれません。
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