"会長"が決められない『安倍派』
そもそもが、自由民主党の国会議員は、現在、衆議院議員261名、参議院議員119名の計380名所属となっています。
380名もいれば、全員が全員、主義主張がまったく同じなわけは、当然ないわけで…
麻生さん、二階さんをはじめとした重鎮議員から、いわゆる一年生議員まで。
幅広い世代の議員が混在しているのが自由民主党です。
議員活動をするにあたって、お世話になっていてる先輩議員というのがいて、そのカタマリとなるのが【派閥】だと思っているんですね(^^;)
自民党内でよく聞く、この派閥とグループの違いですが…
簡単にはこんな感じです。
グループとは、ある意図をもって構成された集団を指し、派閥とはある理念を持つグループが、他のグループとは異なる事を強調し、対立する事を指す、とされています。
単なる仲良しグループか、利害関係があり、お互いを意識、牽制し合うのが派閥という違いですかね(;^ω^)
高市早苗経済安保相をはじめ、自民党内での無派閥議員は、現在、衆議院議員55名、参議院議員19名の計74名となっています。
残りの306名が、なんらかの派閥、グループに所属していることになります。
繰り返しますが、380名もいれば、全員が全員、主義主張がまったく同じなわけは、当然ないわけですよ(;^_^A
ただ、この自民党の派閥の仕組みは本当に、国民に理解がされにくい。
誰が派閥の会長になるか、誰が閣僚になるか。
さらには、派閥のゴタゴタも含めて…
次の首相が誰になるのか、閣僚が誰になるのか、以前に、ほとんど関心が持たれないものだと思っています。
各種入試の時事問題でさえ、自民党の歴代派閥は?とか、派閥の会長を答えよ、という問題は、わたくしの感覚では、存在しないと思っていますから( ̄▽ ̄;)
安倍晋三元首相が死去して一年余り。
安倍派の会長が決められないのは、会長選出そのものが、国民の関心が薄いことに加え、最大派閥であるがゆえ、本当に一本化できないんだと思っています。
有力議員はみな閣僚についていて、非閣僚な議員でも、塩谷立氏と下村氏だけ。
だけど、塩谷氏、下村氏を会長とするのに、党内に大きな抵抗があるのでしょう。
選挙すればいいと思うものの、おそらく前例がないからできないということと。
派閥そのものに国民が関心がないのに、その選挙態勢において…
立候補⇒メディア出演による意見の主張⇒会長選出
本来ならやりたいんでしょうけど、国民からの批判も必至と考えているからこそ、できないんでしょうと(;´∀`)
それでも無理矢理会長を選出しようとすれば、それこそ本当に内紛、離脱者が出る。
ただでさえ関心を持たれていない、自民党の派閥の会長選出に、そこまでのリスクを負う必要はない、ということなんだと思います。
NHKの世論調査でさえ…
「安倍派の会長が決まらないこと(一年以上空席であること)をどう思いますか?」
なんて質問がないんですから(;・∀・)
余程なんですよ。関心がないだろうというのは…
本当に、余程の政治マニアでない限りは、調べようともしないであろう、この自民党の派閥という仕組み。
あえて今日は取り上げてみました(^▽^;)
ログインしてコメントを確認・投稿する