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2023年08月23日23:00

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8月23日 「マスクガール」「一人息子」見る

今日は、とりあえず話題になっているネットフリックスの配信ドラマでも見ようかと。
韓国を舞台にした、不細工な女性の話でしたが。
まだ全部、見てないのですが、これ面白いですね。
韓国の社会って、日本の社会と驚くほど良く似ていて。
会社内で女性がお茶を出したりすると喜ぶ男性社員もいれば、「女性だからとそんなことしなくても良いよ」という上司もいたりします。
なかなか不細工な女優を主役にしたドラマを見たことがないので、逆に見入ってしまいました。しかも男は可愛い女性と二次会に行くのは喜ぶのに、ブスだと露骨に嫌がります。
ルッキズムです。
主人公は、子供の時に、アイドルになりたかったが大人になって不細工になったので、マスクを被ってキャラを作って、動画サイトにアップしたらネット上では人気が出たという女性の話。
このネットでのマスクを被った時の可愛さや、踊りとかが、確かに人気が出ても可笑しくない説得力を持ってました。
これは、人に勧められる面白い配信シリーズかもしれません。

続けて、評論子がプロデューサーをしました映画「一人の息子」と名前がそっくりなので、ずっと5年ほど見たいと思って、まだ見れてなかった小津安二郎監督の1936年に作った初のトーキー映画を見ました。
母子家庭で母は女工をして働いていて貧しいのですが、息子が優秀だったので、東京
の中学校に進学させてることにします。
そのまま10年が経ちまして、母は相変わらず女工で、苦労して子供の学費を稼いだので、息子は大学を出て就職している聞き、息子を尋ねることにします。
東京では、母は息子に歓待されるのですが。
息子は、何と結婚して子供がいるが、貧しいのに落胆します。
しかし、貧しいのに、それでも隣の家の子が大怪我をして困っていると、お金を貸す姿を見て、金持ちにはならなかったいが、人情の厚い息子に育ったことを誇りに思う、という話でした。
驚くのが、母が長野で、息子は東京なのに、息子は結婚したことも、子供ができたことを母親に伝えてないのですね。
手紙のやりとりぐらいはしているはずなのに、大事なことを伝えない息子の姿勢は、
1930年代では普通だったのでしょうね。
あと何もない所を観光しているのは分かりますが、スーツとか着物で、地べたにそのまま座る演出にビックリ。土の上にそのまま座ったら、スーツや着物が汚れて傷むと思いましたが。
親子が座る、という芝居をしたい監督の演出の構図が、貧しくて服を大切にしたいというはずのキャラクターの思いよりも優先したかな、と思いました。
あと最近見た「未完成交響楽」を映画館で親子で観てたのが偶然で、そんな時代だったんだなあ、思いました。
世界的なレベルの映画を作った小津監督の中でも、当時の日本人の人情や生活の苦労を描き、感動のさせ方が上手い最高級の映画だと思いました。
是非、小津とか別に、という方にもお勧めしたい映画でした。
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