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2023年08月23日11:10

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8月22日 「妖怪の孫」「春の調べ」見る

今日はたまには、日本のドキュメンタリー映画でも見ようと思いまして。
今年、映画館でポスターを見た時は異様でしたけど、誰も周りでは話題にしてなかったですが。
気になってたので配信で見てみようと。
全然、知らない映画でしたけど、期待しないで見たら、意外に面白かったです。
安倍晋三という総理在任日数が最長の政権の総理の内幕を描いていて、良く取材したなあと思うような内幕を暴露してました。
日本で政権を批判する政治的なドキュメンタリー映画を殆ど見てこなかったですが。
確かに日本は、大手のマスコミと大手の広告代理店は、政権と仲が良すぎて、マスコミによる監視能力、という側面が弱いのと。大手マスコミが政権を正面から批判してこなかった面があったと思います。
それをこの独立プロの映画製作会社が、マスコミでは描けない内容を描くことには、この映画の価値があると思いました。
これは評価されても良い映画だと思いました。
あまり政治的な人間でない方にもお勧めできる良い映画でした。

続いて、たまにはエロティックな映画でも見ていようと。
世界で最初に、女性の性を描いた映画で。
アメリカでは大手の映画館では上映禁止になったにも関わらず、日本では大幅なカット検閲を通った、1932年のチェコスロバキアの映画を見ました。
若い女性エヴァが、初老の男と結婚して家に入るシーンから始まるのですが、親の決めた結婚なので、夫婦生活に満足ができず。家を出て離婚を申請します。
ある日、エヴァが全裸で湖で泳いでたら服を乗せた馬が去ってしまったので、追いかけたら、若い土木技師に会って。彼の逞しさや優しさ、男性性が忘れられずに、後に彼の家を訪ねて一夜を共にするのです。
家に帰ったら元夫が別れないでほしいと頼んできますが、女性はもう後戻りできませ
ん。元夫は車で走っていると偶然に土木技師と知合い、元夫は彼と心中しようとするのですが、果たせず。
宿屋で休むことにして、下の階の酒場では土木技師をエヴァが訪ねてきて踊って楽しむのですが。そうとは知らずに2階にいた元夫は自殺してしまい、エヴァは土木技師と一緒にベルリンに行こうとするのですが、自責の念に駆られて一人で旅立っていくという話でした。
世界で最初に女性の性の喜び・エクスタシーを描いた映画ですが。芸術映画として、見ても良く出来てました。
全裸のシーンやセックスするシーンがあるのですが、当然30年代の映画では検閲が厳しいので、
かなり暗示的な手法を見事に取り入れてます。特に虻や蜂を、花粉を結びつける性の象徴、蠅を憂鬱な象徴として描いてました。
なかなか良く出来た芸術映画でした。
映画史上に残る、伝説のエロティック映画を見たい方には是非、お勧めしたい映画だと思いました。
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