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2023年08月22日12:25

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8月21日 「未完成交響楽」見て「Love will tear us apart」観る

今日は、大好きで何回も見てる、1933年のオーストリア映画の傑作音楽映画を再び見ました。
音楽映画としても最高の映画というだけでなく、オーストリアの映画としても、これ以上の映画をまだ見てないかもしれません。
実在の天才作曲家・シューベルトが遺した”未完成交響楽”は、実話では謎だらけなのですが。
この映画では、音楽を教えていた令嬢と相思相愛になるが、身分の格差から結ばれなかったから、というロマンチックな理由で完成しなかったことにしてました。
シューベルトが夜会で弾いた時に令嬢の笑い声で途中で中断されてしまい、彼女の音楽の先生になり、お互いが好きになるのですが、彼女は親の都合で結婚してしまい。令嬢の結婚式で、シューベルトが最後まで弾こうとしたら令嬢は途中で気絶してしまったので、恋と同じようにこの曲も未完に終えることにした、という良い話です。
ただし今見ると、シューベルトは質屋の娘と相思相愛なのに、令嬢を愛するのは浮気性だし、質屋の娘の女心も読めない駄目な男という感じはしました。今だったら質屋の娘に対する罪悪感とか、ケジメは描かれるでしょうね。
シューベルトの音楽が、たっぷり詰まった素晴らしい音楽映画です。
是非、映画史に残る音楽映画を見たい方にはお勧めだと思いました。

続けて、知合いの監督から最新作が上映されているので観に来てほしいと言われましたので、我々ミニシアター系のメッカ、ユーロスペースに映画を観に行ってきました。
映画はスプラッターホラー映画で、無駄に血が飛び散るのですが。
監督とは仲は良いのですが、映画の趣味は合わなかったです。
話が、正直、お世辞にも良く出来てるとは思えなくて。
例えば、主人公の女の子の周りに殺人鬼が現れるのですが。
考えたら殺人鬼が現代の日本で犯罪を犯し続けるなら、IQ150ぐらいの天才でないと、直ぐに警察に捕まると思います。特に街中だと人がいるから、直ぐにスマホで撮影されるし、通報されるし、カメラにも映るし、この劇中の主人公みたいに血だらけの服で覆面を被って包丁を持って町中を走るとかは、説得力がありませんでした。
演技も下手で、木村知貴さんとか友人ですが。無駄に悪い人を演じていて、人間味が無いのが勿体なかったです。
子供の虐めもありえないし、女先生も勘が鈍すぎるし、人間描写のレベルは平均以下でした。
あと殺人鬼が包丁を振り回すのですが、殺陣が下手でした。演出上、殺陣が上手いと直ぐに刺してしまう設定になるから、アクションを持続させる為に、殺人鬼は辺りもしない角度で包丁を無駄に振り回してました。
仲が良い監督の映画なのに、あまり貶すと、このブログを読んだ限りで縁を切られるかもしれないので、良い点を褒めると。
CGが良かったです。
走ってる車内のシーンは、現場の段取りは車を走らせずに停めて撮って、車の窓外の風景をCGで走ってるように書いて、車が走っているように見せるぐらい、低予算映画とは思えないほど、CGには力が入ってました。
最後にトークショーをやってて、スプラッターホラーの血だらけの演出の中でも、笑えるユーモアについて語ってましたが。センスが合わないので、全然、面白いとは思えませんでした。
スプラッタ映画が好きな方にはお勧めだと思います。
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