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2023年08月14日23:53

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8月14日 「或る夜の出来事」「風の中の子供」見る

今日は名作中の名作。
何回も見た上に、台本まで買って英語での細かいニュアンスまで勉強した、大好きな34年のフランク・キャプラ監督のソフィスケイト・コメディの映画を見ました。
当時、大スターだったクラーク・ゲーブルとクローデット・コルベールが主演しているのですが。
実は2人とも元々は、フランク・キャプラ監督の第一候補ではなかったそうです。
フランク・キャプラは既に評価されていたそれなりに有名なハリウッドの実力者ではあったのですが。
映画の台本を書いてMGMにスターを貸してほしいと頼んだら、当初の俳優は断られたの
ですが、たまたまギャラが高すぎてMGMが困っていたクラーク・ゲーブルはどう?と言われて、最高級だったのでびっくりしたそうです。お嬢様役も、他の女優を当たっても我儘な役は、色々と断られて。コルベール本人も断るつもりで高目の条件を出したら、採用されたそうです。
結果的には、映画史上に残る映画になり、キャプラ監督にも、主演した2人にも、エポックメイキングな映画史上に残る名作への参加となりました。
しかし何度も見ていると、意外に編集が繋がってないのが気になりました。
同じようなサイズで編集するから、役者のアクションが繋がってなかったりしますが。
一説によると、コルベールが左側からのショットしか撮らせなかったから、とか。
それでカメラ位置が制限されたから、コルベールのアクションが繋がってないのかもしれません。
大金持ちと新聞記者の恋、というテーマも、キャプラの次の映画「オペラ・ハット」と似てますが。
ユーモアのセンスや、良心的なテーマでは、フランク・キャプラの映画の中でも、これが一番の傑作だと思います。
名作中の名作を見たい方には、まずはこの映画がお勧めだと思いました。

続けて、清水宏という児童映画で傑作を作ってた映画監督の37年の映画を見ました。
戦後の「蜂の巣の子供たち」が物語は不出来なのですが、メッセージ性があって良心的な映画で好きだったので、この映画も見たかったのですが、見たいと思ってから2か月後にやっと見れました。
小学生の兄と弟が主人公で、父が会社で不祥事を起こしたとして警察に拘留されてしまいます。一家の働き手が無くなったために兄は小学校に通いながらも働くことになり、弟は親戚の家に預けられますが。
弟は、田舎に帰った初日から木に登って、実家を探そうとしたりして、伯父夫婦を困らせます。
弟の、親戚とは相いれない少年の孤独や、家族の元に帰りたいホームシックを描いています。最後は、弟のお蔭で父の冤罪が晴れて、ハッピーエンドになるのですが。
良い映画でした。
子供を主役にした名作を見たい方には、お勧めの映画だと思いました。
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