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2023年08月05日07:19

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是枝監督作品について思ったこと

マイミクさんが日記にしていたので自分もチェックしてみた

山田洋次が是枝裕和を批判! −「最近の日本映画は観る人を重く暗くさせるものばかり」
https://note.com/yoniumuhibi/n/n5e0c47014f77

以下引用
実際、短い放送時間だったが、非常に印象的な言葉を山田洋次は是枝裕和に向かって発していた。「最近の日本映画は、観る人を重く暗くさせるものばかりだ」「観て、生きているのが嫌になっちゃう映画は作らない方がいい」。このストレートな発言には本当に驚いた。当然だが、この言葉は、一般論の形式を装いながら、是枝裕和の作品に向かって言っているのであり、是枝裕和に対する渾身の批判の一撃だ。誰でも分かる。

5年前のカンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞した『万引き家族』への批判だ。山田洋次は、是枝裕和の『万引き家族』に対して、観客を重く暗い気分にさせる作品として否定的な所見を抱いていたのであり、その持論を遺言として、公開の場で直接に放擲したのだ。事件の発生だと思う。世界の映画の業界と市場では、今日では是枝裕和の方が山田洋次よりも有名だろう。「世界の是枝」。その飛ぶ鳥を落とす勢いの「世界の是枝」に対して山田洋次が、公共放送のカメラが回る前で直球の批判を放った。私は驚き、同時に、よく言ってくれたと感激した。同感だったからだ。傑作として称賛されてきた『万引き家族』について、私は積極的な感想を持たない。あれに最高賞を与えたカンヌに対しても、動機を疑う気分を拭えない。
引用終了

で、チャンネル録画で首都圏情報ネタドリもみてみた。映画を撮る山田洋次監督を追う内容だった、

うーん。
やっぱり山田洋次監督のいう「明るい映画」「人間っていいもの」っていう理念、悪くないけど。自分から見たらずれてる。申し訳ないが、若者に受けている「異世界転生」「なろう系」のファンタジーと変わらないように感じている(個人の感想です)
まあ、寅さんも浜ちゃんも大人のファンタジーなんでね。

私は寅さん区に住んでてこういうこと言ったら非国民といわれそうだが、正直彼の作品って人工甘味料であまくべたべたにした感じがしてあまり好きではない。寅さんも浜ちゃんもまともにみてないし。(漫画の方は読んだことあるけど)作品が悪いのではなく感性があわないのだ。

というか是枝監督作品は言うほど暗いかね? 自分それなりに見ているつもりだけど、彼の映画は一貫して家族とはなにか、家族のありかたとはなにかを追い続けている。「万引き家族」にしても暗いというより、日常を淡々と描いているからこそ、引き取った女の子を皆で構い倒すシーンの暖かさとか、素麺食べながら大人のシーンになだれ込むエロさとか、海辺で過ごす一日の眩しさが印象に残るのだが。
家族というのは社会の最小単位で血がつながってても関係が軋んだり壊れたりする場合もあるし、他人同士でもよりそうことで家族になれることもあるという普遍的なテーマなので海外では受けるのだと思う。受けるというより理解されやすいと言うべきかな。

あれを「重苦しいから見たくない」というのはどれだけメンタル弱いんだよと。

日本映画の未来を憂うと番組にあったが、いろんな映画が出てていろんな監督が自分なりの映画を発信できる環境が重要なのだと思う。巨匠であっても自分の考えを押し付けたっていい日本映画はできない。

また、日本映画が賞を取れないのは一部の作品が昭和の日本映画の王道を踏襲しすぎているからだと思う。本質を見ているようで見ていない。

確かに何も考えずに笑える明るい映画を見たい時はあって、人によってはそれが寅さんだったりサメだったりゾンビだったりするのだろうけど。でもやっぱりなにか印象に残って心が動く映画が観たいわけですよ。

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