空手道場に中学1年生の男の子がいる。
彼は今でも常にマスクをつけている。
空手の先生:マスクをつけていると熱中症になるぞ。はずしたらどうか?
男の子:僕は風邪をひきやすい。だからマスクをつけて練習しようと思います。
男の子はどうあってもマスクをはずさない。
空手の先生も「あれはお上(カミ)が定めた“マスクで感染症が防げる設定”。こんな薄っぺらい布じゃ風邪のウイルスを防ぐことなんてできないよ」とは言えない。
世間では正しいことが正しいとされているのではない。
お上(カミ)が正しいとすることが正しいこととされるのだ。
3月12日まではマスクで感染症が防げる設定であった。
その日までは、空手の先生も感染症対策のためマスクをするよう指導していた。
でも、それが3月12日で終わった。
人間が何をどう決めようが、自然界の真実は変わらない。
でも、人々の中で共有される真実は変わる。
確かに3月12日までは、マスクで感染症が防げたのだ。
でも今はマスクで感染症は防げないのだ。
でも、中学生の男の子は、その理屈が分からない。
3年にもおよぶエセ科学教育により、“マスクで感染症が防げる” というウソを信じ込んでしまっている。
彼は、ずっとマスクをしたまま、苦しそうに息をして、必死で頑張っていた。
大人は科学的に考えることをしない。人々の間で正しいとされていることに従う。
子供は科学的に考える。マスクが感染症を防げるなら、誰がなんと言おうが、“マスクで感染症は防げる” と考える。
今、日本中でこんなやりとりが行われているような気がする。
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