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2023年05月02日08:42

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群館アパートメント突貫製作記 序章

 昨年の10月にTwitterで、巌さん(@iwao_tetsuko)という方がとあるレイアウトのアイデアを提示されました。
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100円ショップのセリアで「ファブリックボード」という約24cm×24cmの木製パネルが売られているのですが、これが100円にしては意外としっかりした作りで、トミックスのスーパーミニカーブレールで作った円形の線路が収まる大きさなので、これをミニレイアウトのお手軽なベースボードとして使ってみると面白いのではないか?といった趣旨のものです。巌さんはこのアイデアを「1坪100円レイアウト」と名付けたのですが、これが御本人の予想を上回る反響があった様で、短期間で多くの人によるミニレイアウトが作られたのでした。

 話は変わって、
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3月に開催された第8回池袋鉄道模型芸術祭に私が出展者として参加した事は以前に書きました。当初は盆ジオ8号と盆ジオ9号の2台だけを展示しようと考えていたのですが、
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盆ジオ9号を完成させたのは前年の夏、
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盆ジオ8号は3年前になってしまうので両方とも新作とはちょっと言い難い・・・やはり胸を張って新作と言える作品も1つは欲しい!と思ってしまったのですが、イベント当日までは1ヶ月少々しかありません。手の遅い私がこの短期間で作れそうなものはないだろうか?と考えた時に、ふと思い浮かんだのが上記の「1坪100円レイアウト」でした。今まで作ってきた盆ジオよりも小さいこのサイズなら何とかなるかもしれない・・・という訳で、まあ間に合わなければ盆ジオ8号と9号だけをしれっと展示しておけばいいのだから、気楽に作ってみようではないか!と相成った次第ですw

 とは言え約1ヶ月はやはり短いので、それなりに見栄えしつつも短期間で形にできそうなものにしないといけません。それでいて、同じ小型レイアウトの盆ジオシリーズとは差別化したいという思いもあります。とりあえず、既にSNSなどで発表されている1坪100円レイアウトを参考にしてみようと検索してみると、「ファブリックボード1枚の上に小さな周回線路を作った、単体で運転が可能なレイアウト」「ファブリックボード複数枚を繋げた、1坪ならぬ『2〜3坪レイアウト』」「ファブリックボードを連結式のレイアウトボードとして使ったモジュールや分割式レイアウト」などがある事がわかりました。しかし、あくまでも私の個人的な感覚としては、複数枚のファブリックボードを使うのは「無し」ですね。単純にスペースが広がれば短期間で作るのは難しくなりますし、この100円のボード1枚だけで1つの作品として成立させるところに本質や面白さがある気がするのですよ。あと、ボードを連結するのは強度的な不安もあります。それなら2枚分、3枚分の大きさのボードをイチから自作した方が簡単でしっかりとしたベースボードになりますが、それをやってしまうと「安くてお手軽」という趣旨や、基本的な寸法をファブリックボードに合わせる必要性も薄らいでしまう気が・・・という訳で、まずはファブリックボード1枚を使った「1坪」でいく事が決まりました。

 次に線路配置です。今作は3月の鉄道模型芸術祭で展示する事が当面では最大の目的となる訳ですが、私は「鉄道模型イベントで展示する情景作品は車両が走行しないと観客的には面白くない」と考えています(もちろん例外はありますが)。という事は車両が走行できないジオラマはもちろん、単体では運転できないモジュールや分割式レイアウトも除外されます。この小さなベースボードでは、起点と終点を往復運転させる様なレイアウトも難しいでしょうから、ここはやはり周回線路上に車両をグルグルと走らせ続けられるエンドレスレイアウトしか無いでしょう!

 そして最も重要なのは、どういう風景・情景にするかという部分ですね。短期間で形にしなくてはいけないという事は、手が遅い私の腕前では必然的に雑な出来になってしまうのは避けられません・・・となると、その雑さがあんまり気にならない様な風景にしてしまうのが最も簡単な解決方法ではないかと。雑でも気にならない風景となると・・・廃墟とか?と考えた時にふと思い浮かんだのが「軍艦島」でした、とりあえず漠然とですが今作が目指すイメージとする事にしましょう。

 という訳で、ざっくりとした方向性が決まりました。何度も言いますが時間が無いので、後は手を動かしながら考えつつ作り進めていく事にします!

つづく・・・
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1985110052&owner_id=1113640
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