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2023年05月01日23:36

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5月1日 「子犬をつれた貴婦人」「博奕打ち 総長賭博」「The Greatest Movie Ever Sold」見る

今日は、59年にソ連で製作された映画を見ました。
今やロシアのニュースを見ない日が無いくらい世界的な話題の国ですが。
これは、その現在、ロシアとウクライナが争っている、クリミア半島のヤルタの避暑地から始まりますが。
20世紀初頭なので、とてものんびりした雰囲気なのです。
子犬をつれた若い美人の人妻と恋に落ちた妻子がいる小金持ちの中年男性の話。
綺麗な白黒映像に、禁断の恋に落ちた2人が描かれてました。
シンプルな名作という感じでした。
チェーホフとかの文芸作品が好きな方にはお勧めの映画でした。

続けて、東映で68年に製作された山下耕作監督の任侠映画をDVDで借りて見ました。
膨大な東映の任侠物の中でも、特に絶賛されてたので、一度は見ておこうと。
ヤクザの歴史は、江戸時代の博徒からきてるのですが。
ヤクザ社会は、筋道を通すために、兄弟の盃を交わした者でも、殺し合わないといけなくなる様子を描いてました。
跡目争いで、二代目に納得がいかない若山富三郎が二代目を襲撃して、主役の鶴田浩二が筋を通すために若山富三郎と対決して刺殺。二代目を襲名したあとに言うことを聞かないからと二代目を暗殺した黒幕を、更に刺殺するという話。
最後は、事件の結果として無期懲役と描かれてましたが。戦前は、3人殺しても、無期懲役で済んだのですね。
三島由紀夫が絶賛したと言いますが、元々、鶴田浩二は右翼の思想なので、共感するのも納得がいきます。
鶴田浩二と言えば、暴力団山口組に襲撃されて、更に仲が良くなったという。しかし事件に絡んでた山口組の担当者は不自然な死をとげ、鶴田浩二のマネージャーは服毒自殺をしているという。
60年代の暴力団が芸能界に積極的に関わってた時代の映画で。日本人の観客も、別世界の博徒の世界に興味本位で観に行っていたのでしょうね。
任侠物が好きでない方にも、一本だけと言われたら、お勧めしたい映画です。

更に大好きなドキュメンタリー監督のモーガン・スパーロックの映画で、日本ではもう配信もDVDも出ないであろう、広告に関しての映画を、英語字幕で観ました。
プロダクト・プレイスメントは日本でもありますが、ハリウッド映画では相当な数で。
「アイアンマン2」は60以上の商品が映画の中に入っているそうです。
なかなか勉強になる映画ですし。
さすが一流の監督はインタビューで、JJ・エイブラハムズからクェンティン・タランティーノなど大物の映画監督にもインタビューされてますね。
更に最後の方で、「広告について有名人に聞こう」と言って、まだ大統領になる前の、ドナルド・トランプが応えてます。
その広告の映画を作る上でのはりきりようには感心しました。
ちなみに最近、大好きなスパーロック監督はどうしてるんだろうと思ったら。
2017年に婦女暴行で訴えられて、キャリアがストップしてました。
今の時代は、なかなか復活できないでしょうね。
なので、日本語字幕付きではなかなか出ないと思いますが。
いつか見る機会がある方にはお勧めだと思いました。
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