「最近、誘ってもぜんぜん飲みに出てこないすね。 体調をこわしたとかすか。」
「いや、年取ると、だんだん童心にかえってね。」
「ええ、子どもに戻って、お酒が飲めなくなったと?!」
「そうじゃなくてさ。 私が物心がついたのは、小豆島の西村という集落の、波打ち際から100メートルくらいの祖母の家でね。
小さいころは、波の音を聞きながら寝起きした。」
「それ、お酒となんか関係あるんすか?」
「その海というのが内海(うちのみ)湾。 西村があったのは内海町。 すっかり、うち呑みに回帰してるってわけさ。
わっはっは。」
「わっはっはじゃないすよ、おやっさん。 真剣に聞いて、損した。
つべこべ言ってないで、今度、アズマさんがライヴに来るDOBU6へ行って、がっつり飲みましょうよ。」
ログインしてコメントを確認・投稿する