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2023年02月03日08:31

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新作映画 ”イニシェリン島の精霊”

60歳になって、いつ行っても、映画料金1200円になった。
死ぬまで続く1200円。
高校の時は学割で700円?800円?、、もう忘れたなあ、
京都に行って、専門学校は学割できませんとかで、
大人で1300円?だったか、でも前売り券とか、ハンコ押して5回溜まれば
1100円とかだったか、、。一番安い切符だと900円ってのがあったか。
京都の西陣の昔は繁盛してただろうなあ的なでかい古い映画館が、
成人映画3本で400円とか。
名画座は千円とか思い出す。
で、
昨日、
イオン倉敷のシネコンに行く。 シニア割引の切符を自動販売機で買って
すべて空席、お、何十年ぶりに貸し切りか、と。
身分証明書とか出さずにモギリの人も訊ねずに入れて。
木曜、あさイチ、けっこう大きな館内のど真ん中に座る、
あと3人来た。 凄く離れてるので人の気配なしで鑑賞。
予告編長すぎ、同じの二回するな。


   ー−−あらすじー−−

1923年、漁港とわずかな牧畜で暮らしている村人が住んでるアイルランドの小さな島、
イニシェリン島が舞台。
本土が内戦に揺れ、遠くで大砲の音が遠雷の様に響いている、、
島民全員が顔見知りのこの平和な小さい島の村で、
気のいい男パードリック(コリン・ファレル)は長年友情を育んできたはずだった年上の友人コルム(ブレンダン・グリーソン)に行きつけのパブ(酒場)で、突然の絶縁を告げられる。
急な出来事に動揺を隠せないパードリックだったが、理由はわからない。
酔ってなにか気に障ることを言ったか?と謝るが、もういいと言われ
話しかけるなと言われる、、
賢明な妹シボーンや風変わりな隣人ドミニクの力も借りて事態を好転させようとするが、
酒場では、他の島民とは仲良くしてる、なぜ自分だけが、、
で、
ついにコルムから「これ以上自分に関わると自分の指を切り落とす」と恐ろしい宣言をされる、、、。


ー−−

主題は、親友から急に絶縁されたら、したら、どうするか?。

友人が絶縁した理由は、その酒場で主人公のパードリックの詰まらない話を延々聴くのが嫌になり、それと年寄りでこのまま死んでしまうと自分の事を憶えてる人は
居ないのでアイルランドの民謡を作曲をして音楽を後世に残したいと思ったからで。
ところが、パードリックだけを疎遠にして他の人たちとは話をしたり音楽を聴いてほしいので酒場で演奏したりしてる、、パードリックはその酒場で飲むことが唯一の楽しみだったので、その場所に入りづらくなったことで困惑して、
という前半で。

で、相手の友人も年寄りだから意固地になってきて。
で、輪かけるように、村の古老の女性が魔女みたいに映って、預言者みたいなことを言うわ、
村の警察官は乱暴者だわ、その息子はバカだわ、で主人公の妹がいて理解してたけど、
妹も変貌していって、、


ー−−−

久しぶりに、観てて気分悪くなった映画、な〜んもええこと起こらんし、救いの手もなんも来ない、、でもこの監督脚本のマーチンマクドナー
は、前作の「スリービルボード」が当たり、のそれで、
こんなくらい話の作品でも、ものすご注目されて、色んな映画賞のノミネートされて、、。

この監督、北野武監督の大ファンで、スリービルボードも、この映画も
北野武の嫌な描写を肥大化させた感がある。
スリービルボードでは、警察署が火事で燃えてる最中、イヤホンで音楽聴いてて
その火事に気付かない警察官の描写と、
イニシェリン島の精霊に出てくる、指を切り取る話は、
そのままじゃないが、
北野武のアウトレイジに出てくる。


ー−−−

年上を友人にするというのはどうか?
村に一軒しかない酒場が舞台で、
村人が少ないのにそこで諍いがあると他に行くところが無い。
他に娯楽が無い、、良い人なんか居ない、
で、その年よりの友人は自分より若い男を急に絶縁とはせず、しばらく一人になりたいのでとか、説明したらええのに、
とか、作曲するなら酒場に来なきゃいいのに、とか、、。

まあ、こっちは親友だ友人だと思ってても相手はそうおもってなかったりするしね。
他人に期待せんことですわ。
、、、
今までいっぱい映画観てきてるので変な映画も観てるからまだ許容できますけど、
見て損は無いかもしれん映画ですが、観てる最中は気分悪い映画ですので、
お勧めできませんわ。 
アイルランドなので景色も音楽も暗いし。
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