昭和、だなあ、って思ったぐすたふくんは、ダメな人でしょうか?
滋賀(大津) 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール大ホール
オペラへの招待 林 光作曲 オペラ『森は生きている』(室内オーケストラ版)
沼尻竜典指揮 日本センチュリー交響楽団・ピアノ:渡辺治子
演出 中村敬一
1月・総理大臣 平欣史
2月・延臣 奥本凱哉
3月・リス・オオカミ・延臣 船越亜弥
4月・カラス・警護隊長 清水徹太郎
5月・ウサギ・もう一人の兵士・大使夫人・延臣 大川繭
6月・もう一人の娘・リス・延臣 森季子
7月・むすめ・延臣 熊谷綾乃
8月・女官長・オオカミ 中嶋康子
9月・おっ母さん・延臣 益田早織
10月・女王 佐藤路子
11月・兵士 宮城朝陽
12月・博士・古老 松森治
「燃えろ、燃えろ」のメロディーを聴いて、遠い遠い記憶が蘇る。ああ、このオペラ、小学生の時に、NHK教育テレビで見たことがある。遠い記憶なので確かではないが、なんとなく「ひょっこりひょうたん島」のような人形劇で見たんじゃなかったかなあ?
とにかく全体を通して、小学生に戻ったみたいな気分でした。テイストもいかにも「昭和」な感じがして、懐かしさマックス。
12人の歌手陣が複数の役を掛け持ち、獅子奮迅の大立ち回り。みなさん、お疲れ様でした。その中でも、ぐすたふくんが一番お気に入りだったのは、主人公の娘さんでも1月の長老でもなく、悪役のもう一人の娘を演じた森さん。声といい、演技といい、可愛いことといったらなかったです。胸キュンものでしたね。
日本人による日本語オペラは、この間の沼尻さんの「竹取物語」に続いて2回目。良いもんですね、やっぱり。ただ、他に気楽に見れるものって思いつかないのが悲しい。「沈黙」とか重いものしか思いつかないです。日本人作曲家のみなさん、この作品のように、聴衆を楽しませて、幸せにできるオペラを是非ともお願いしたいなあ。しみじみ。
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