こんばんは、月影TAKAです。
今回は「ミニ四駆 リトライ9」として本日からオープンしたタムタム神戸三宮店走行について説明します。
三宮で新たに「遊べる模型店」としてオープンしたタムタム神戸三宮店。このお店ではSL模型を走らせたりミニ四駆を走らせたりできます。
私の方ではミニ四駆走行を本日行い、タムタム神戸三宮店のコースを簡単に説明します。
テーマ的には「再生怪人コース」ですかね。
「再生怪人」というように過去にタムタムサンシャインワーフ神戸店で展開されていたミニ四駆コースで見たことがあるコースレイアウトが多く採用されています。
要素をまとめるとこんな感じです。
・サンシャインワーフの方にあった「グライドバンクセクション」が神戸三宮店コースで採用。
・サンシャインワーフコースが屋外にあった頃に多かった「テーブル立体コース」の要素が神戸三宮コースに多く採用されている。
・コース距離の短い「内周コース」と、コース距離の長い「外周コース」が存在する。
という感じですね。
基本的にレベルは高めのテクニカル立体コースですがアトミ2やトルク2等の銅ブラシのチューンモーターでも十分楽しめるコースであり、おそらく「ライトダッシュ」や「ハイパーダッシュ3」でも十分楽しめると思われます。
ただし、注意点として神戸の高速道路の様に「上下にコースレーンが配置されいる」隠れゾーンがあるため、下手に「高出力モーター＆ギヤの位置出しを基準としたガチ改造」を下マシンはマシントラブルで引っ掛かったりコースアウトすると回収不可能になる可能性がある為、あくまで「JCJCで遊ぶ用の通常の駆動系に準じた改造マシン」を持ってくることをお勧めします（皮肉ではなく見た感じそんなコースレイアウトに見えます）。
で、私が想定する「このコースで性能を発揮できるシャーシ」はおそらくS�兇�ARシャーシといったリアモーター構造を採用したマシンシャーシですね。理由は言うまでもなく「グライドバンクがあるから」になります。
グライドバンクはまさに「傾斜でマシンの旋回性能を求められる」ため、フロントに重心が寄っているFM-Aシャーシなどは下手をするとタイヤを強く抑えてしまい旋回性能を損なう可能性があります。
対処方法としてはジャパンカップ2022記念タイヤとして発売されている「大径＆中径ローハイトタイヤ スーパーハード」ですかね。
トラクションをかける横からのグリップ力はノーマルゴムと比べて落ちるものの、硬めのタイヤの安定性と横グリップ低下による旋回力の良さからグライドバンクで曲がりやすくなると考えます。
基本的に小径タイヤ＆中径タイヤ推奨ですが、大径タイヤでも4:1系のスピードギヤで調整して高出力＆トルク重視のギヤ比でクイックに走らせてもいいかもしれません。
まあ、個人的な勝手な妄想ですがこのコースは凄く「装甲騎兵ボトムズのウド臭がする」と思う。
地下2階のレンタルミニ四駆コース。
それはまさしくタミヤのミニ四駆によるコロッセウム（闘技場）。
曲がりくねったテクニカルコースで展開されるのは火花バチバチの遊びのレース。
そこには何でもありの戦いが投じられていた…。
という感じの「ウドのバトリング」みたいなノリができたら「三宮がウド化する」と思うんだけどな。
どことなく、新しいミニ四駆アニメが始まったら予告は銀河万丈さんか、かつて銀河万丈さんが演じておられた装甲騎兵ボトムズの予告みたいなノリが欲しい気がする。
ヘヴィマシンガンやアームパンチが飛んでこない代わりにマスダンパーを搭載したミニ四駆が飛んでくるのが現在の立体コースのミニ四駆なので、今のご時世ミニ四駆にとっては「ウドの街の剣闘士」と変わらん気がする。
まあ、「ミニ四駆と装甲騎兵ボトムズをくっつけたがる」というのは別におかしいわけではありません。
そもそも、「ボトムズのAT」というのは「壊れたジープをイメージしたロボット」らしくジープの様に大量に作られて戦場で破棄された機体を回収業者を通じて再生屋が修理して、軍隊からあぶれたボトムズ乗りにATを与えて賭け試合をするようになったのが「バトリング」という戦いなので、ATの元ネタは実は「ジープ（車）」なんですよね。
なので、順路的には「ジープ（車）」⇒「AT（ロボット）」⇒「ミニ四駆(モーターを使った車型の電動模型)」というノリで、ようはジープの発想に戻っているんですわ。
ミニ四駆もベース車両が大体800〜1000円くらいで、改造パーツやマシン調整で自分用のマシンを作ってコースで走らせて競争させて勝負するのがノリの電動模型となるため、ボトムズでいうバトリングと大して変わらない。
ただし、正統派として速度を競うのが普通のレースとすれば、生き残り型のマシンぶつけあいの「バトルレース」然とした走りが昔大阪であったのでバトリングみたいなノリになることもあるけど、現在は基本的にご法度となるため普通に走らせて普通に遊ぶのが良いと思う。
コースの構成としては悪いどころかむしろかなり好待遇なレイアウトですね。
ジャンプの難易度もそれほど高くない為「走らせて楽しい」を形にするとこのコースレイアウトになるんだろうなと思う。
むしろ「どうしてサンシャインワーフのコースレイアウトはコレにならなかったのか？」と思うくらい走らせやすいコースでした。
ただし「私が試走したのはアトミ2やトルク2等のチューンモーター基準の感想」なのでHD3以上のカーボンブラシのモーターを基準にしたらまた変わるかもしれません。
なお、この手のコースの速度アップのコツは「サイドマスダンパーの構成」になります。
サイドマスダンパー…一見すると「サイドガードのところにマスダンパーを配置しているだけ」と思いますが、実はサイドガード側のマスダンパーが重いと旋回力に遠心力が加算されるため、旋回性能が向上します。
逆にサイドマスダンパーを軽くして、リアブレーキプレートのマスダンパーを重くする改造を「文鎮(ぶんちん)改造」と呼び、ジャンプ下り時にマシンが前に飛んでいくことを防ぐためジャンプをクリアしやすくなる改造方法になります。
この「サイドマスダン基準かリアマスダン基準か？」というだけでも立体コースの走らせ方が大きく変わってきます。
また、JCJCで走らせる法則ですが個人的には「2017〜2018年のジャパンカップ公式大会レギュレーション」を基準にした方がいいです。
2018年でも10月以降の後半や2019年以降の公式大会レギュレーションですね。
これは「マスダンパーの配置事情」と「ローラー抵抗の事情」の両方が影響しています。
基本的にミニ四駆のローラー抵抗は「ローラー配置6個」でバランスが良い様にマシン設計が公式から施されています。
ローラー4個で速い方で、ローラー2個だとリアタイヤあたりがコース壁に接触する問題があります。
で、2018年10月あたりのレギュから「ローラー数無限」とかアホな改悪が公式から出ており、それを鵜呑みにしてローラーをアホ程多くつけてしまうとローラー抵抗が肥大化してしまい、かえってコース攻略どころではないくらい遅くなる可能性があります。
なので、基本的にミニ四駆の改造では「ローラー数6個」が推奨とされています。
これは私の虚言ではなく、実際にこした先生のレッツ＆ゴー単行本の3巻あたりのマグナムセイバーの改悪改造で演出されています。
また、マスダンパーの配置においても2018年10月あたりに改悪が入ってしまっており「マスダンパー配置自由」とかいうクソな改悪が公式から出されてしまい、結論を言えば「マシン幅がレギュを超過しない限り一番外側にマスダンパーを配置しても構わない（ローラーをマスダンパーに置き換えても構わない）」というアホ理論が成立してしまうので私としては非推奨とします。
また、マスダンパーはあくまで「長ネジ内を真鍮のおもりが上下に摺動する（動く）パーツ」であるため、マスダンパーの長ネジはスペーサーで隠されているわけではなくネジ部がむき出しになっています。
ようはネジ部むき出しのロッドがマシン外側に配置されており、マシンがコース壁に接触した時にネジ部がカッターのこぎりの様にコースを傷つける可能性があるとしていわば「タミヤ公式レギュレーション内の矛盾を誘発している」と私から指摘します。
それが「タミヤ公式がローラーネジをゴムチューブやキャップで隠せという割には、マスダンパー配置を自由にしたらマスダンパ―の長ネジをゴムチューブで隠さないユーザーが出てくるのでは（チューブで長ネジを隠すとマスダンパーとしての機能が死ぬため）」と凄く思っている。
なので、こんなアホレギュを採用したからコロナ禍後も公式大会が下火になって縮小化していると思います。
基本的にマスダンパーは「前後ローラーの最大幅を線で結んだ内側にマスダンパーを配置する」という2014年〜2018年前半で提唱されたレギュが一番正解だと思うし、JCJCそのものが進化していないのであればそのレギュ基準でも十分遊べるし、多分ですがそっちの方が速いマシンになります。
色々書いていますが、タムタム神戸三宮店のミニ四駆コースは良いコースだと思います。
今日はこんな感じになります。
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