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2023年01月17日01:57

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足利紀行15 織姫公園 / 足利織姫神社

 3日火曜日は両崖山展望テラスから織姫公園を目指しました。市街地近くなのに酷い悪路で、殆ど道の無い場所も通りながら、織姫公園の最北部にある展望広場に辿り着きました。
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 織姫公園は、昭和51(1976)年に機上山(ハタガミヤマ)を中心とする標高60〜160mの丘陵地帯の面積10.5haを整備して開園した公園で、桜・楓・躑躅(ツツジ)等の花木が植えられており、四季を通じて市民の憩の場として親しまれています。
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 坂道を下って行くと噴水広場ですが、噴水は止まっていました。
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 車道の上の吊橋を渡ります。
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 吊橋の先に機神山古墳群の一つである行基平(ギョウキダイラ)山頂古墳〔足利市指定史跡〕があります。
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 平成24(2012)年から三年間に亙る発掘調査によって、全長43m以上の前方後円墳である事が判明しました。自然地形を利用しているため、後円部に対して前方部が短く、余り開かない形状です。
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 後円部墳頂の中心下約2.3mの深さで、竪穴系の主体部の一部が確認され、副葬品として鉄鏃(テツゾク)が確認されました。中段のテラス面には円筒埴輪列が古墳の周囲に並べられており、墳頂部にも円筒埴輪が配置されています。括(クビ)れ部東側からは儀式に使用したとみられる須恵器(スエキ)・土師器(ハジキ)が纏まって出土しています。前方部前端南側からは、足利市で初となる形象埴輪群が出土しました。人物埴輪・馬形埴輪(ウマガタハニワ)・鳥形埴輪・人面付円筒埴輪(ジンメンツキエントウハニワ)・ミニチュア・小像埴輪が出土しており、元位置を保つ基底部が14基確認されました。
 5世紀末〜6世紀初頭に噴火した上野国榛名山の火山灰の上に盛土している事や、須恵器・埴輪・鉄鏃の形状等から6世紀初頭の築造と考えられます。
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 行基平山頂古墳から西南へ行くと、やはり機神山古墳群の一つである機神山山頂古墳〔足利市指定史跡〕があります。
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 標高約130mの機神山山頂にある全長36m以上の二段築成の前方後円墳で、後円部には横穴式石室が南東向きに造られており、明治時代の発掘調査で、多種類の形象埴輪・直刀(チョクトウ)・鉄鏃・鏡・馬具・須恵器等が出土しました。
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 更に、平成20(2008)年の発掘調査によって、大刀・靭(ユキ)・翳(サシバ)・蓋(キヌガサ)等の形象埴輪も出土しています。
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 当地の首長墓と推定され、6世紀後半の築造と考えられます。
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 機神山山頂古墳から南方へ石段を下って行くと、織物の神とされる天御鉾命(アメノミホコノミコト)と八千々姫命(アメノヤチチヒメノミコト)を祭る足利織姫神社があります。
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 宝永2(1705)年に地元住民によって八雲神社の境内社として創建され、明治12(1879)年に現在地へ遷座されました。明治13(1880)年の火災で焼失し、仮宮状態が続きましたが、昭和12(1937)年に小林福太郎(1882〜1938)の設計で鉄筋コンクリート造の社殿が再建されました。
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 平成22(2010)年には「あしかがひめたま」と称する萌えキャラが設定されています。
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 平等院鳳凰堂をモデルとした拝殿〔登録文化財〕です。
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 本殿〔登録文化財〕です。
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 左が社務所〔登録文化財〕、右が神楽殿(カグラデン)〔登録文化財〕です。
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 手水舎(チョウズシャ)〔登録文化財〕です。
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 ここは「恋人の聖地」にも選定されています。
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 夕景が見事でした。ここは織姫公園と共に日本夜景遺産の認定を受けています。夜は熊や猪が出るみたいですが…。
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 脇参道には七色の鳥居が並んでいます。
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 格式の高い神社では無いので「あざとくて何が悪いの?」って感じで開き直ってますね。ww
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《続く》
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