mixiユーザー(id:20452152)

2023年01月15日07:57

80 view

「最後の浮世絵師」の展覧会,興味津々です(๑˃̵ᴗ˂̵)

 好奇心をそそられる展覧会です。是非観てみたいと思いました(ღˇ◡ˇ*)♡

 僕は子供の頃から一貫して「マニアックな」性格の持ち主だと感じています。ここで言うマニアックというのは「珍しいもの,例外的なものに強い興味を抱く」という意味です。たとえば僕は中学生時代からクラシック音楽のファンですが,モーツァルトの伝記に同時代の作曲家として名前の登場するサリエリやシュターミッツ父子(父ヨハンと息子カール)などの楽曲について「どんな作品だったのだろう」などと強い関心を持つような少年でした。当時はそうしたCDなど見当たりませんでしたが,現代ではレコード店で容易に入手出来るようになって,僕は彼らの作品に興味津々で耳を傾けています。
 同じ芸術でありながら美術については僕は比較的最近まであまり興味を持っておりませんでしたが,そうしたマニアックな性癖はやはり変わることが無いようです。たとえば19世紀後期のヨーロッパの絵画といえば現代では印象派の時代とされていますが「印象派の絵画は最初なかなか受け入れられず,当時の美術界の主流はアカデミック絵画だった」などと聞くと「では印象派の作品だけでなくアカデミック絵画についても観てみたい」などということを願ってしまいます。まず大まかな流れを摑むという意味では気を散らしてばかりで困った癖だと感じる反面「他の人が忘れがちなものの良さに気付き味わえるかも知れない」とも考えており,音楽であれ美術であれ,或いはそれ以外の鉄道などの趣味であれ,こうした「マニアックな」性癖も決して悪いばかりではないとも考えているところです。

 こちらの展覧会「芳幾・芳年─国芳門下の2大ライバル」も,そんな僕の好奇心を満たしてくれそうな展覧会ですね。江戸の浮世絵がフランスをはじめとするヨーロッパの人々を魅了しジャポニスムを生み出す原動力になったことは有名ですが,では明治維新以後に当の浮世絵はどうなったのか(。´・ω・)? この点,僕が高校で学んだ日本史などでは殆ど取り上げられません。西洋画が導入され,またその影響を受けつつも日本独自の美術を追求したことで日本画が生まれたことが取り上げられるだけです。無論,高校の日本史は美術史ではなくあくまでも歴史全般を学ぶためのものですからこの程度の紹介に留まるのは或る意味当然なのですが「浮世絵はどうなったの(・・?)」というのは気になるところでした。当然ながら政治体制が一新したからといって今まで浮世絵を手掛けていた絵師は健在だし,そうした浮世絵を好んでいた人々も急に好みが変わる筈はありませんね。因みに他ジャンルの芸術はどうだったかというと,歌舞伎では江戸の狂言作者は引き続き活躍し続け「散切物」などといって明治初期の世相を反映した作品を生み出し続けていました。では浮世絵にも「散切物」は存在するのか。それとも維新に背を向けて旧来の浮世絵を制作しつづけていたのか。

 結論を言うと浮世絵にも維新以降の世相を捉えた「散切物」は存在するし,一方で江戸以前を描いた作品も引き続き制作され続けたようです。但しこれは僕も聴き齧って言っているだけで,実際に作品を鑑賞した上で言っているのではありません。そんな僕にとってこちらの展覧会では落合芳幾や月岡芳年という明治維新の時代に活躍した浮世絵師の作品を展示することで「明治の浮世絵」について深い見識を磨くことが出来そうで,是非観てみたいという強い関心を抱かされます。
 三菱一号館美術館で2023(令和5)年2月25日〜4月9日に開催される「芳幾・芳年─国芳門下の2大ライバル」,是非是非行ってみたいと願っています♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪



“最後の浮世絵師”落合芳幾と月岡芳年の展覧会が三菱一号館美術館で - 貴重な浮世絵から画業を紹介
https://www.fashion-press.net/news/93873
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2023年01月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031