バルト９東映動画模型

12月22日（木）。
映画アーカイブの帰りに新宿へ。
バルト９で21日から展示が始まった東映動画のミニチュア模型を見に。
場所はロビーの一角。


これは東映アニメーションが新たにスタートした「ONN'ON STUDIOS」というメタバースプロジェクトの一環で、1956年に完成した東映動画スタジオ一期棟を1/25サイズのリアルミニチュアで再現するもの。
制作は特撮研究所の三池敏夫さんが指揮を執り、当時の三階建ての建物を忠実に再現した。


このスタジオは建て替えに伴い取り壊されてしまったが、私も70年代に訪れたことがある（『デビルマン』の頃）。
模型には外壁が設けられているので内部がちょっと見づらい部分もあるが、

『白蛇伝』のボードが貼られた部屋や


右側に棚、左にデスクライトが付いた動画机

台が長い美術用の机

乾燥棚のある仕上げの部屋やフィルム缶が積まれた編集室

マルチプレーンの撮影台などがある撮影室

等々を細かく再現。人物のポーズもそれぞれ工夫されて雰囲気がある。
木製の机が少しずつ色が違うのも芸が細かい。

写真撮影はOkだが、撮っていない部分も多いので是非直接確かめてみるのをお勧め。
どこかに森康二さんや大塚康生さん、当時の大川博社長もいるかもしれない。
展示は2023年1月9日(月)まで予定されている。

また「ONN'ON STUDIOS」のプロジェクトではVR空間に3DCGも制作され、「VRChat」内で楽しむことも出来るそうだ。

この夜はこの後で、新宿駅近くの立体映像の巨大三毛猫も見物に回った。
ビルから乗り出すように動いたり実物そっくりで驚いた。