ヒビノキ804（12月25日〜12月31日までの１週間／週前半）

2022/12/25〜2022/12/31までの日曜日〜水曜日の週前半の日記です。

■2022/12/25/日
年末・年始のスケジュール確認に世代が上の上長とやりとりするが、質問してない日常の一幕をそえてくるのが「おじさん構文」だと「おじさん」ゆえに思うんだ。コミュニケーションなのよな。

それはいいとして今年上長の高２・高1姉弟のほしいクリスマスプレゼントは、１万円のApple Giftカード（姉）とGoogle Playカード（弟）だったらしく、スマホネイティブ世代の下の子の発想としてすっげえよくわかる。時代だな。

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 第11話　「地球の魔女」
https://g-witch.net/
スレミオの百合関係復活。ミオリネの態度変化が性急だとは思うけど、この関係を修復・担保しないと、もっとも基本の土台が機能をしなくなる。物語自体は第１クール最終回直前にふさわしい展開。すべてのメインキャラクターが最終決戦の場所――フロント（コロニー）「プラント・クエタ」へと集まる。そうしてシャディクの指令に「フォルドの夜明け」がデリング暗殺に動き出す。

デリングとスレッタママが２人でなにを計画しているのかわからないが、この展開で平和な学園生活に回帰する軌道修正はできるのか？　大方の予想どおり学園編は終り。戦争編へと突入するのかしら？　ソフィのガンダム・ルブリス・ウルがフロントを大型切断ユニットでぶったぎる場面がじつにガンダムらしいコロニー攻略作戦、あと単純にかんがえればルブリスの技術をスレッタママは地球に提供していたのか。

『不滅のあなたへ Season 2』 第10話　「共鳴」
https://anime-fumetsunoanatae.com/
王都襲撃を予告したノッカーにフシは修行を開始。その修行の過程でフシは土器人の少女エコと出会う。今週が折り返し直前。２期も20話構成。あと10話。前半が７巻〜９巻。後半が10巻〜11巻。ですから構成は３巻10話構成の２回。現在のコミック／ライトノベルにおいて３巻を５話で消費って贅沢な尺取り。２巻で１話とかザラなのにさ。ただ、その尺の使い方が、おもしろいかどうかはべつだが。

基本フシと土器人エコとの出会いを中心に王都決戦へと向けた準備。「支配」どうたらといった文言がでるが、ずいぶん「ぼんやり」した――フシが人を守り救う救済は「支配」ではなく人助けである――が結論。この程度なら物語に持ち出す意味があったのかな？　フシは修行の結果、環境や周囲に自身の影響をおよぼせるようになった。ボンの言う通り、ますます人間ばなれしてくるな。

■2022/12/26/月
デスクまわりの大掃除を始めている → 仕事が終わっている
デスクまわりの大掃除を始めてない → 仕事が終わってない（オレ）

■2022/12/27/火
おそらく世間より１日早い仕事納め。今年もお疲れ様でした。

『チェンソーマン』 第12話　「日本刀 VS チェンソー」
https://chainsawman.dog/
最終回。姫野がアキに残す形見の煙草。静的なアキと幽霊の悪魔との対決。反対に動的なデンジたちとサムライソードの戦い。決着。「最強の大会」。ED映像をふくめ一連のテロ事件の幕引き。そうして物語は終る。賛否両論の本作ですけど自身の賛美は７／３ぐらいか。監督が強く求めたアニメカラーがあった部分は非常によい。実際ダウンテンポのブルーなトーンに作品をまとめあげた。

ただ、この監督の方針が１人よがりで、原作読者やユーザーの多くが望むスタイルではなかったことは確実。自身をふくめ「子供みたいな大人」がふえたいま、監督は「大人」の姿と望むものを勘違いしている。また実際に物語が“はね”ず停滞していた。セールスにおいて制作が想定した以上の効果がなかったことは事実。「呪術」や「鬼滅」のようにはなれなかった。でもオレは「チェンソー」の方が好き。

■2022/12/28/水
『すずめの戸締り』――。

監督の災害シリーズの集大成で総集編。“総集編”とする理由はストーリーのシナプシスが一緒ゆえ。「ボーイ・ミーツ」を「ガール・ミーツ」に引っ繰り返しただけだし、旅に向う／出る構成も一緒。同伴する人々の構成すら一緒。

基本この監督は善意を抱く人々が偶然つなぐ話回ししか“できない”。関係や感情の掘り下げ不足。ただナイーブな題材を使い、現実の社会性と自己性――すずめの関心をむすびつけた部分はとてもよい。監督自身が一皮むけようとしてる。