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2022年12月29日23:34

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あまりにもひどすぎる、最近の音楽の授業

最近、用があって、
ある中学校に何度か行くことがあった。
いずれも、そのとき、ちょうど音楽室で
音楽の時間があったのでのぞいてみたのだが、
あまりのひどさに驚いてしまった。

その1

音楽室から炭坑節が流れている。
盆踊りの、
「月が〜、出た出た〜、月が出た〜」という
例のアレである。
それに合わせて、先生が
「さんし、さの、よいよい」と声をかけて、
それに生徒たちが手拍子をするのだ。

なんだこれは!?・・・

炭坑節なんて、百姓や商人たちや
子どもたちが
盆踊りを楽しむためのものであって
学校の授業で扱うものじゃないだろう。
この先生はいったい、なにを考えているのだろうか?

その2

こちらはもっとひどい。
授業で小泉今日子の
「なんてったってアイドル」の動画を流している。
歌っている小泉今日子を、
先生が指示棒で示しながら
「彼女は、当時のアイドルの中でも
抜きん出た存在でした」と
言ったのだ。

これって、授業なのか?

「なんてったって・・・」は、本当に
幼稚な、文字通りの、ガキ向け歌謡曲。
こんなもの、授業で使うべき音楽じゃない。
「アイドルの中で抜きん出た・・・」にいたっては
どうでもいい話だ。

この2つの授業風景からわかることは
音楽の授業が、完全に「愚民教育」そのものに
なっているということだ。
こんな授業を受けた子どもたちが、大人になったら
音楽に無縁の人生を送るのは当然だろう。

中学校や高等学校では、音楽は
受験科目ではないので、こういう
受験勉強の息抜きみたいな位置づけになっているは
仕方ないことなのかもしれない。

しかし、音楽は
「人類の叡智」であることは
数学や科学などに比べて、いささかも
劣るものではないのだ。
もっと、まともな授業をしてもらいたい。

このことをきっかけに、中高学校での
音楽の授業に興味を持ったので、
中学や高校の音楽の教科書を入手して
調べてみたいと思った。
入手次第、また日記で報告したい。
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