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2022年12月25日23:45

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恩師の手料理も,このように作られたものだったのではないでしょうか(ღˇ◡ˇ*)♡

 或いは僕が学生時代に頂いた素晴らしいチキンカレーも,このように作られたものだったのではないかと思います(ღˇ◡ˇ*)♡

 僕が大学院に入って間も無い頃のお話です。僕の研究室ではときどき外国の優れた研究者を特任教授としてお招きしていたのですが,その年にお呼びしたのはバングラデシュの先生でした。僕の研究テーマとは異なるので論文指導をして頂く機会はありませんでしたが,講義については僕も履修致しました。いくら自分のテーマと違うからといって,せっかく外国からお越し頂いた素晴らしい先生の講義を受講しないというのは有り得ない話です。とはいえ講義は英語ですから研究室の同僚たちは「こいつに判るのか」という目で僕を見ていましたが,結論を先も申し上げると先生の講義はとても面白かった上に僕でもちゃんと聞き取れて嬉しくて堪りませんでした。一瞬「英語が上手くなった(^^?」と喜んでしまいましたが,休み時間に他の学生たちが「先生,随分ゆっくりハッキリ発音してたよね」と言っているのを聞いて「あぁ,そういうことだったのか(。・_・。)。oO」と大いに納得。おそらく僕の指導教授から「英語の全然出来ない奴も受講してるので,なるべくゆっくりハッキリ発音して下さい」というお話があったのでしょう。

 その年のちょうど今頃のことです。僕の研究室ではお店を予約して宴会形式で忘年会を行うことも勿論ありましたが,研究室に調理器具が一式用意されていたこともあって「料理を作って皆で頂く」ということもあり,その年は後者のやり方でした。当日の昼間,その日は講義が無い筈の先生がいらしたので僕たちが「どうなさったのかな」と思っていると何と先生が「今日は私が料理を作るぞ。夕方まではお腹を空かせておきなさい(*^^)v」と仰います。先生がお料理が上手とは知らなかった我々がビックリしつつ夕方に研究室に顔を出すととても良い香りが漂い,大鍋と山盛りのご飯が用意されています。先生が「今日はチキンカレーだ。美味しく出来た。これはバングラデシュでは結婚披露宴にも出るご馳走だぞ(﹡ˆ ᴗ ˆ﹡)」とニコニコ顔で僕たちを迎えて下さいました。
 結論を申し上げると,先生が調合した様々な香辛料で鶏を丸ごと一羽煮込んだバングラデシュ風カレーは本当に美味でした。僕は先生の名料理人ぶりに驚くと同時に,なるほどこれは結婚披露宴に供される大ご馳走だと心から納得させられたものです。但し辛いものの苦手な人には唐辛子が利きすぎていたようで「美味しい(๑˃̵ᴗ˂̵)」と大喜びする人と「ちょっと辛過ぎて(。•́︿•̀。)」という人が半々になってしまい,先生は「日本人は辛いものが苦手と聞いたので,唐辛子の量を半分にしたんだが(・ω・`)」とそれだけは残念そうでした。もっともそのせいで,本来はバングラデシュでは「最も美味な部分として,披露宴では必ず花嫁が頂く」という手羽先が僕に回ってきたのは僕にとっては極めてラッキーだったといえるでしょう。

 その先生も任期明けで帰国してしまわれ,あんなに美味しいカレーを再び頂くには僕もバングラデシュにお邪魔するしかないかと思っておりました。しかしこちらのレシピを見て「これ,もしや先生の作って下さったカレーと同じものでは(・・?)」と,是非詳しい作り方を知りたいと夢中になって目を通しました。
 鶏もも肉の筋を取って一口大に切り,カレー粉・塩・ヨーグルトを混ぜたものに1時間漬け込んでから鍋に入れ,湯剥きしたトマト・微塵切りの玉葱・そして蜂蜜を加えて10分煮込み最後にバターを加えて溶けたら完成と聞くと「本当に10分で良いのか」と感じてしまいますが,こちらのレシピでも「カレーを煮込むのにたった10分なんてあり得ないですよね、でもご安心を私を信じてください」と断言されているので,間違い無いのでしょう。こちらでは鶏一羽とはいかないし,香辛料の扱いにあまり長けていない我々日本人向けにカレー粉を使ってもいますが,少なくとも写真では見た目はそっくりです。これを頂けば気分はバングラデシュの,それも結婚披露宴という一世一代のお祝いに頂く大ご馳走なのではないでしょうか٩(๑˃̵ᴗ˂̵๑)۶ °

 そして僕は早速思い付いたのですが,鶏もも肉に代えて手羽先をたっぷりと使ったカレーにしてみたらどうでしょう。バングラデシュでは披露宴では必ず花嫁が手羽先を召し上がるということで,きっとよほど人気の部位なのでしょうし,それほど人気では高価にも違いありません。しかし日本では手羽先の需要はそれほどではなく,有り難いことに比較的リーズナブルに入手することも可能です。手羽先でカレーを作って,本当は花嫁だけが口に出来る大ご馳走を皆で味わえたら,これはきっととても楽しいことに違いありませんね♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪



バターチキンカレーはこう作る
https://oisiso.com/butter_chicken_curry.html
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