山の散歩道のそばのお墓。
ズームが効かないケータイの写真だと小さくてわかりにくいけど、墓石の上にぽつん、ぽつんと載っているのは、柿の食べさし。
今年の富山は柿の生り年(豊作)で、それを目当てに、たくさんのカラス(たぶん鳴き声からいってハシボソ)が、木があるエリアに集まっている。
カラスがお供えをしたんじゃないよ。
かれら、食べものを見つけるとそれをくわえて、高いところに飛んであがって、安全を確保しつつ食べる習性がある。
お供えでない証拠には、写真には入ってないけど、お墓の左側にトタン屋根の農具入れらしい小さな小屋があって、その上が柿を食べ散らかした屑でまっ赤(というかまっ柿色)になっている。
つまり、大衆的食堂であるトタン屋根ではなく、お墓の上でランチしたいお洒落な(?)カラスが、二羽いたってことね。
道端にも食べさしが落ちていて、これだけ豊作だと一個を完食しなくても、美味しいところを齧ったら捨てて、また次をとってくる、なんてお大尽な食生活なんだろうなあ。
「あー、ねー、ぼくは甘すぎる柿より、さっぱりした味わいのカラスウリ[これも今年は豊作っぽい]のほうが好きなんですよ、あー」なんていう臍曲がりのカラスがいたら面白いけど、いないだろうなあ。
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