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2022年11月27日22:53

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昨日に続いての「不用意な引きと呼び込み」で、「また駄目か」と思った高安だったが……。

■阿炎が初優勝、28年ぶりの巴戦の優勝決定戦を制す 大相撲九州場所
(朝日新聞デジタル - 11月27日 17:53)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7202785
「一年納めの九州場所」こと大相撲十一月場所千秋楽、幕内最高優勝は西前頭九枚目阿炎が12勝3敗となり、相星で並んだ大関貴景勝、東前頭筆頭高安と巴戦戦を制し、自身としても錣山部屋(師匠は元関脇寺尾)としても初めての賜杯をゲットする結末となりました。
さて、十四日目終了時点で高安が二敗で単独トップ、貴景勝と阿炎が三敗に並び、優勝はこの3人に限られる展開で今日の千秋楽を迎え、本割では二敗の高安と三敗の阿炎が直接対戦する取り組みが組まれましたが、高安がいつものかち上げの立ち合いを見せたものの長い腕の阿炎の喉輪に阻まれ、引いて呼び込み突き倒しを喰らって勝負あり。決定戦に持ち込み、結びの一番で大関貴景勝が関脇若隆景叩き込みに退け三敗を守り、平成6年の三月場所以来となる3力士での巴戦による優勝決定戦に持ち込まれることとなりました。
そしてその巴戦、最初に高安と阿炎が土俵に上がり、なんと阿炎が右に往なす「注文相撲」を見せ、高安はよろめいて左足から崩れて叩き込み。高安は脳震盪を起こして立ち上がれず、勝ち残りの阿炎と貴景勝が対戦する二戦目で、阿炎が貴景勝を両手で当たって押し出し、賜杯は阿炎の手に。負傷していた右肘と左足首の手術を受けて先場所を全休し、今場所は西前頭九枚目に番付を下げて臨みましたが、手足の長さを活かした突き押しの本来の土俵で順調に白星を重ね、賜杯レースから脱落せずに15日間を乗り切り、決定戦を制して初優勝を勝ち取りました。場所前に師匠から「リハビリみたいなもの。負けても勝っても思い切りやりなさい」と言われたそうで、それが功を奏したか、出場停止明けから見せた“本来の強さの土俵”を改めて見せた今場所となったと思います。
その師匠の錣山親方は、今場所はNHKのテレビやラジオでその明快な解説を聞くことがなく、どうしたことかと思っていたら体調不良で休場とのことで、場所中師匠からEメールを受け取っていたのだとか。表彰式でのインタビューでは「入院中なので話すことできない」そうですが、部屋としても独立後初の幕内優勝力士を輩出したことであり、名誉となったと思います。
「やんちゃ力士」の一人として知られ、令和2年に協会の新型コロナウイルス感染予防ガイドラインの違反が発覚、NHKの解説に出演中だった錣山親方自身が「今日から休場させます」と語ったのが印象的でしたが、そこから3場所出場停止の処分を受け、幕下から再出発して、今場所の初優勝。八角理事長(第61代横綱北勝海)は、まず決定戦に敗れた貴景勝について「貴景勝は悔しいだろうね。引こうかどうか迷って中途半端だった」とコメント、そして元大関の高安、そして現大関の貴景勝を下して決定戦を制した阿炎について、「大関に勝っての優勝は立派。この勢いで頑張ってほしい」と期待するコメントを残しました。
それにしても、またしても賜杯に手が届かなかった高安ですが、昨日の輝戦が不用意な引きもあった辛勝だったことが本割を落とした遠因だった感じもあり、それが繰り返されたところで「悲願の賜杯」はまたも夢か、と思いましたね。それにしても、咄嗟の動きではあったようですが、阿炎の決定戦での注文相撲には正直驚き、「あれはちょっと……」感が」半端ない印象が残りました。
さて、三賞。殊勲賞に高安、敢闘賞に阿炎、技能賞に今日の小結霧馬山戦に勝つことを条件に関脇豊昇龍が選ばれ、豊昇龍は霧馬山を寄り切りに仕留めて受賞となりました。
また、優勝決定戦となった十両では今日の本割で対戦した西12枚目の欧勝馬が東9枚目の 大奄美を押し出しで制し11勝4敗とし、本割とは同じ決まり手での逆の結果となりました。また、7戦全勝の相星となった三段目では東28枚目の日翔志が西66枚目の一翔を押し出しで制して優勝を決めました。さらに、幕内で昨日まで14連敗だった東前頭十六枚目の照強は逸ノ城の上手投げに屈し、15戦全敗で場所を終えました。
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