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2026年10月15日00:29

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「環境負荷低減」が最大の目的のようだが。

阪急電鉄、全線で車両内「中吊広告」終了へ…2027年4月4日をもって 「紙資源の使用削減」およその年間枚数を示す
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=8987757
阪急電鉄が、来年(令和9(2027)年4月4日の営業終了をもって、自社に所属する全線の営業車両で「中吊広告」の掲出を終了すると発表した、ですか。記事では、阪急電鉄のプレスリリースとして「中吊広告は長年にわたり、商品やサービス、イベント、沿線情報等のさまざまな情報をお客様にお届けする媒体としての役割を果たしてきました。一方で近年は、スマートフォンやデジタルメディアの普及により、お客様が情報を取得する手段やコミュニケーションのあり方が大きく変化しています。また、車内での過ごし方も多様化しており、より落ち着いた移動空間でお過ごしになられたいとの期待も高まっています。 こうした変化を踏まえ、当社では中吊広告の掲出を終了し、車内の見通しや開放感を高めることで、お客様により快適で心地よくご利用いただける車内空間の実現を目指します」とのコメントを紹介していますが、加えて「2025年度の実績をもとに試算すると、年間約83万枚の中吊広告に相当する紙資源の使用削減が見込まれます」と、その「環境負荷低減」の効果を見込んでおり、これが今般の中吊広告廃止の主要な目的であり、眼目だと理解できると感じます。
中吊広告の廃止ということで言えば、古くは通勤電車の冷房化の初期において、京王帝都電鉄(現:京王電鉄)の5000系電車の一部で行われたことなどがありましたが、車内の冷房装置の送風ダクトの都合で室内高が低くなって広告の吊具が設置出来なかったのが理由で、廃止が実現に至らなかった事例として、平成27(2015)年に山手線に投入されたJR東日本のE235系電車があります。E235系電車では、当初、窓上部および妻上部にデジタルサイネージを配置し、中吊り広告を廃止すると発表していたものの、広告会社からの要望や需要などで方針を転換、中吊広告は存続、窓上部には21.5インチの液晶ディスプレイを3画面(まど上チャンネル)、妻上部には21.5インチの液晶ディスプレイを1画面(サイドチャンネル)設置しています。
E235系電車と今回の阪急電鉄の方針とは、広告をめぐる状況の時期ごとの相違や首都圏と近畿圏の地域差などがあるため一概に比較することに馴染まない一面がありますが、「中吊広告の掲出を終了し、車内の見通しや開放感を高めることで、お客様により快適で心地よくご利用いただける車内空間の実現を目指す」という側面では共通の目的や眼目があると思われ、特に阪急電鉄はじめ近畿圏の私鉄では窓上部の紙の広告枠が無く、中吊広告を廃止することで「広告が殆どない室内」となることが考えられます。
かつては、週刊誌や雑誌の広告や飲食物、薬品類、衣類など広範囲な商品広告に加え、自社グループの商業施設やレジャー施設の広告、マナーの履行を促進する広告など、中吊広告に掲げられる内容には多種多様ありましたが、週刊誌や雑誌の広告が無くなり、空の枠を見る機会も多くなった印象もあります。そう考えると、中吊広告は「あっても無くても良い」、「どうでも良い」存在に成り下がったかもしれません。
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