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2022年11月14日02:12

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新海誠の過去2作品&今野敏「ST」シリーズ

写真は順に
*「秒速5センチメートル」(2007年)イメージ画像
*「言の葉の庭」(2013年)イメージ画像
*今野敏「ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人」 (講談社文庫)表紙

先日深夜に放送してた新海誠監督の過去の2作品を録画、本日やっと鑑賞、出会いと哀れ、そこにある人の想いに心打たれる時間だった。
「秒速5センチメートル」(2007年)と
「言の葉の庭」(2013年)
彼の過去作品が好きである。
青少年の淡くて儚く美しく、想いは決して達成されない脆いものたち。そんな世界観がいい。
最近のヒット作は大ラスで実りの片鱗が感じられて、メジャー方向に舵を切ったなと感じる、それはそれで感動させてくれるけれど、私は過去作品で必ず感じさせられる報われなさ、掌中の珠がフワッと消えてしまう、小さき魂たちの無念の叫びに悶える時間が好きなのだ。

今野敏の「ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人」 (講談社文庫)を読んだ。
個性的で各方面の専門家且つ一部超能力を備える人材も揃った警視庁管轄の化学特捜班(ST)である。
しかしシリーズ1と状況は同じで、捜査チーム内では相変わらず異端者、STチームのキャップでただ一人常識人の百合根は肩身が狭いったらない。
新興宗教と暴力団が絡んだ自己啓発グループ、TVキー局のベテラン女性アナウンサーらが登場。
今野敏の作品の中ではやや雑駁な印象のシリーズだが、凡人・百合根がいつか活躍する日が来るのか、それを楽しみにしている。
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