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2022年11月04日23:59

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月を含め宇宙に関する物語や新発見 ZARDの坂井泉水が発表した歌詞「月にねがいを」16世紀のデンマークの天文学者ティコ・ブラーエ 満月の日のトワイライト夜景 

11/4(金)
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https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=37&from=diary&id=7174287

 本題 11月8日(水)は4000年に1度の皆既月食と惑星食が重なる一大イベント

今回は月を含めた宇宙をテーマにした「歌詞」、「天体紹介」、「天文ニュース」を取り上げる。

 目次
・第1章 450年前のティコの超新星について
・第2章 2022年9月と10月の満月
・第3章 ZARD坂井泉水の月をテーマにした歌詞「月に願いを」について
・第4章 薄い大気を持つ土星の衛星レア
・第5章 その他の宇宙関連ニュース 未公開日記より
・第6章 トワイライト夜景撮影 神話の世界の月が、現実世界のものになる

     第1章 450年前のティコの超新星について

空気の乾燥により、見通しが利く中、4000年に一度の天体イベントが始まる。11月8日に満月が地球の影に覆われる皆既月食と天王星が隠れる惑星食が、関東から新潟県以西で観測されるという。国立天文台によると、2つの食が同時に起こるのは4000年ぶりになる。赤銅色の月と天王星を観測できる。振り返ると、前回皆既月食と惑星食が起こったのは16世紀まで遡る。1580年7月、皆既月食の最中土星食が起こっていた。当時デンマークの天文学者、ティコ・ブラーエの時代だった。デンマーク国内では、フレゼリク2世の治世下で、大国化するスウェーデンと争っていた。1563年から70年までの間7年戦争により、両国は戦った。スウェーデンは、精神錯乱を起こした2代目エリク14世からヨハン3世へと王が変わり、国内情勢は不安定なままだった。リューベック市(現在のドイツ)とポーランド・リトアニア共和国を見方につけたデンマークが戦況では有利に働くはずだった。ところが、デンマーク王フレゼリク2世も、国内からの反戦運動により、国民と和解する必要があった。1570年12月13日に、両国の使者が、ポメラニア公国(現ポーランド)のシュテッティンに派遣され、和約を結び、戦争は終結した。デンマークは、カルマル同盟(スウェーデンを支配下に置き、1523年にグスタフ・ヴァーサの乱により独立を認めた)の結成を諦めざるを得なかった。

戦争が一段落し、国力の停滞から回復途上機、ティコ・ブラーエは、毎晩天球に張り付いて見える星の動きを観察していた。彼は、コペルニクスが提唱していた太陽の周りを地球が回ると説いた「地動説」を否定していた。太陽系や銀河の存在が知られていなかった時代、地球が中心だと考えていたのである。その地球の周回軌道を回る太陽の衛星として水星と金星が存在すると発表したのである。地動説を裏付けたのは、16世紀の天文学者ガリレオ・ガリレイだった。

 詳細 毎日新聞 11月1日付け https://mainichi.jp/articles/20221101/k00/00m/040/187000c

 ティコ・ブラーエは、地動説を提唱したコペルニクスを否定したとはいえ、観測においては大きな成果を残した。毎晩夜空の星々の動きを詳細に記録したことにより、カシオペ突如出現した光点を発見した。代表的存在が、1572年11月11日にカシオペア座で発見した超新星である。

 写真=ティコの超新星1572Aの残骸 掲載元 Astro Arts 2008年12月8日付
https://www.astroarts.co.jp/news/2008/12/08subaru_tycho_snr/index-j.shtml
 フォト

 肉眼で金星よりも明るく映ったのである。毎晩その星を観測し、肉眼で見えなくなる1574年3月まで、明るさと色をスケッチした。当時は、突如出現した星の正体は謎のままだった。1934年にカリフォルニア大学に所属したフリッツ・ツヴィッキーが、短期間で明るく輝く星を「超新星」と名づけた。1990年に遠紫外線領域から可視光域を跨ぎ、近紫外線で観測するハッブル宇宙望遠鏡により、ティコの超新星の周囲に、暗い星を発見した。観測技術の発達により、ティコの超新星は、1a型と呼ばれるタイプのものだと明らかになった。

1a型超新星は、白色矮星の爆発現象である。爆発の起因は、白色矮星が上限質量の1,44倍に達することにある。チャンドラセカールの限界と呼ばれる白色矮星の質量が上限に達する原因は、主に二つある。一つは、白色矮星が、ペアとなる恒星から物質を吸い取ることにより重くなること、もう一つは白色矮星同士の衝突である。

 1a型は、その星の持っている明るさをしめす絶対高度がマイナス19度である。明るさが同じであるため、距離を測る物差しにもなる。「標準光源」ともいう。

 ティコの超新星は、NASAのX線天文衛星「チャンドラ」が、2003年、2007年、2009年、2013年と継続的に観測してきた。その結果、450年前以来出現した超新星の残骸の膨張速度が、近年急減していたことが明らかになった。高密度のガス雲に阻まれた可能性が高い。分析結果から、空洞の中心部分が殻のような濃いガスに包まれた構造だといえる。1a型超新星爆発の一般的なイメージでは、白色矮星とペアを組む恒星が、燃料を使いはたし、巨星化することで起こる。ペアの恒星系は、基本燃料の水素の枯渇により、ヘリウムの核融合を初めるにつれ、膨れ上がる。外層部が膨張しても、質量は変わらない。密度の低下により、巨星化した恒星系とペアを組む白色矮星の共通の重心もずれる。膨れ上がった恒星系のガス雲が、回転運動しながら、白色矮星の表面に降り注ぐ。恒星系から白色矮星にガスが降り積もることを、天文学用語では「質量転移」という。

 以下 引用文は AstroArts ティコの超新星の原因、残骸の膨張速度にヒントからの引用文 (京都大学 2021年1月12日)https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/11798_tycho

白色矮星が恒星と連星を成している場合、ガスが降り積もる白色矮星からは強い風が吹くという理論が、1996年に東京大学(当時)の蜂巣泉さんたちによって提唱されている。この風によって、濃いガスに囲まれた空洞という構造が作られたと説明できる。一方、白色矮星同士の連星ではそれができない。今回の研究結果は、ティコの超新星は白色矮星と恒星の連星系が引き起こしたという説を強く支持するものだ。

 <引用終わり>

 1601年ティコ・ブラーエが亡くなると、弟子のヨハネス・ケプラーが、宇宙の常識を覆す大発見をした。彼は、コペルニクスの地動説をにわかに信じていた。ティコ・ブラーエが残した記録を確認しながら、夜空を見上げる。1609年、8年の研究結果を「新天文学」と名づけた一冊の本にまとめた。惑星の軌道は円軌道ではなく、楕円であることを説いたのである。光の強さが光源からの距離の2乗に反比例する、いわゆる「逆二乗の法則」も発表した。先人の知恵により、天文学は今宇宙創世記に迫れるようになった。

         第2章 2022年9月と10月の満月

2022年9月10日(土)中秋の名月、昨年と同じく、満月と重なった。電気がない時代、真っ暗闇の中、満月の明りにより、人々は救われた。アジア大陸から地続きのベーリング地峡を越えて、アメリカ大陸へ渡った先住民は、自らの生活に合わせて、満月に名前をつけていた。作物の収穫期に当たる9月は「ハーヴェストムーン」という。朝から始まる収穫作業において、時に日暮れ時まで伸びてしまった。日没後に真っ暗になる時間帯、月明かりにより収穫作業が助かったことから、その名をつけた。9月10日、関東地方は一日を通して概ね晴れていた。暑さも和らぎ、日中からようやく秋らしい、涼しい風が吹き込むようになった。10月10日(月・祝)1ヶ月振りの満月を迎えた。ネイティブアメリカンによると、冬に備え、狩りに精をだすことから「ハンターズムーン」と呼ぶ。

写真=ネイティブアメリカンの月ごとの満月の呼び名 一覧表
掲載元 みんなの知識ちょこっと便利調より https://www.benricho.org/moon/FullMoonNames.html
フォト

 中秋の名月関連の過去日記 2021年9月22日付 自民党総裁選挙の行方 中秋の名月 ヒガンバナ 夜景鶴牧東公園 ゆうひの丘、その他過去に撮影した野鳥
 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1980402249&owner_id=32437106



第3章 ZARD坂井泉水の月をテーマにした歌詞

ネット検索会社大手gooは、300人からアンケートをとった結果、「天才だと思うアーティスト」をランキング形式で発表した。1位に輝いたのは、宇多田ヒカルだった。

 詳細 2022年9月10日 goo https://ranking.goo.ne.jp/column/8305/ranking/54014/

 続いて音楽に関するもう一つのランキングが、発表された。大手メーカーの島村楽器(東京都江戸川区)は、音楽と楽器に詳しい従業員を対象に「音楽漫画に関する意識調査」を実施した。「音楽的にスゴいと思う音楽漫画」をランキング化したところ、1位は『のだめカンタービレ』だった。

詳細 2022年9月10日 IT Media https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2209/10/news034.html

 私自身、故人を含めると、天才だと思うアーティストにおいて、1位はZARDのヴォーカリストである坂井泉水をあげる。1991年にデビューした彼女は、世の中の出来事に耳を傾け、歌詞を書いていた。

 外部リンク 動画「月に願いを」bilibili 視聴
https://www.bilibili.com/video/BV1Vg411y7pY/?spm_id_from=333.337.search-card.all.click

 写真=アルバム「君とのDistance」のジャケットの一場面 WEZARDデジタル会報Vol.21 掲載元 ライブドアブログ「君にあいたくなったら」より
http://blog.livedoor.jp/nukui0713/archives/51996984.html
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 前回の坂井泉水に関する日記 2022年8月30日付 ZARD坂井泉水が育った丹沢山麓秦野市を中心に旅する〜翼を広げて〜 
 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1983147211&owner_id=32437106

 彼女は、お月見をしている若いカップルを題材にした歌詞も発表している。その1曲が、2005年9月7日に発売された11thアルバム 君とのDistanceの9曲目に収録された「月に願いを」だった。今回歌詞の内容についても考察する。

 歌詞を記載したページ Uta-Net https://www.uta-net.com/song/30642/

 Aメロの一節:「友達に手紙を書いていた、ワインの甘さもてつだって、ガラにもなく哀しくなり、薄いベージュのカーテンからかすかに漏れる光が、私の頬を照らしていた」

 歌詞の内容から、恋焦がれた主人公は、手紙によって相手に思いが伝わるのか、一抹の不安を抱えていた。緊張状態を和らげるべく、ワインを一杯飲んで心を落ち着かせた。「薄いベージュのカーテンからかすかに漏れる光」については、空高く上った太陽の強い日差か、それとも西へ傾く太陽の斜光なのか、作詞者は「私の頬を照らした」と間接的に表現している。

 写真は=アルバム「君とのDistance」のジャケット一場面 掲載元 katsuzo's world
Get U're Dream〜風が通り抜ける街へ〜 2009年9月7日付け
 http://blog.livedoor.jp/katsuzobebizo/archives/52022032.html
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 時間帯と場所は、日没間近のサンルーム、レースのカーテン越しに、沈む太陽の淡い光が、差し込んできたのである。
 
 Bメロの一節:「遊び仲間達は、今日も相変わらず忙しくはしゃいでいるけれど、私はもう昔みたいに心の底から楽しいとは思えない」

 恋に一途な主人公は、周囲のものが目に入らないのである。仲間との誘いを断り、部屋に閉じこもり、書き終えた手紙を封筒の中に入れた。

 Cメロのサビでは、物語の結末を書いている。

 Cメロの歌詞の一節:「月夜の晩に二人あっさり恋に落ちました。素朴な彼だから、そう月に願いを(省略)書きかけの手紙はそっとしまった」
                                <終>

 写真=月に願いをのイメージ 掲載元 ZARDの人気曲ランキング2022
https://ranking.studiorag.com/ranking-zard-songs/6
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 坂井泉水は、プロデューサーの長戸大幸(だいこう)氏のアドバイスに従い、起承転結に沿って、物語を書いていた。Aメロでは、事の起こり、つまり恋人へのラブレターを書いているシーンである。Bメロは、主人公の心境を表している。Cメロの歌詞で完結していた。・


 坂井泉水は、小さい頃から石川啄木の詩を好み、自らもノートに文章を書いていたという。

 2007年5月27日にこの世から旅立ってはや15年、今もなお人々に影響を与え続けている。
 
       第4章 薄い大気を持つ土星の衛星レア

 続いては、天文の話題である。我々の住む地球は、太陽系で唯一表面に液体の水を称え、多様な生命を育んだ。高度な知能を生かして、望遠鏡の改良から始まり、探査機を開発し、宇宙へと視線を向けた。

中でも土星の衛星タイタンは、太陽系の中で唯一厚い大気を持つ天体として注目を浴びている。大気圧は地球の1,6倍、大気中の98,4%は窒素、残り1,6パーセントのうち、1,2%はメタン、その他0,4パーセントは、水素、またはエタンである。衛星内部では、液体のメタンが循環している。地球の原始生命体は、酸素を嫌い、メタンを栄養源にしていた。従って、平均表面温度がマイナス180度とはいえ、液体メタンをたたえるタイタンの湖からも、生物が見つかる可能性がある。将来的に、探査機を使って、湖の中を潜水調査する計画を立てている。

 写真=探査機カッシーニが撮影したタイタン 掲載元 宇宙探検隊 土星の衛星タイタンに生命の可能性!?2017年8月30日時点のタイタンまとめ 2017年8月30日 2022年2月6日 https://uchutankentai.com/2017/08/30/titan/
 フォト
 

 以下 過去に作成した未公開日記

 6月16日(木)
6月末から7月上旬にかけて、不思議な天文現象が起こった。明け方に水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星を含め、地球を除く、太陽系の7惑星が観測できるのである。もちろん、遠方の天王星と海王星は、それぞれ視等級6等と8等にあたり、肉眼ではわかりにくい。肉眼でも観測できるのは、長野県野辺山のように都市から離れた環境下で6等までといわれている。市販の望遠鏡さえあれば、都市部においても8等星でも観測ができる。世界的に2022年以降、感染拡大防止のための入国規制が緩和された。天文学者の間で国際交流が盛んになり、新発見を求めて、今日も夜空に望遠鏡を向けている。

 詳細 国立天文台 星空情報より https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2022/06-topics01.html

 直近の宇宙関連日記
2022年4月8日(金)付け 天体イベントと生命誕生(後編)135億光年先で銀河発見 地球内で生物誕生に迫る実験 最新ニュース 
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1982021534&owner_id=32437106

2017年に土星に突入して、消滅した探査機カッシーニは、これまで知られていなかった事実を次々と明らかにした。2010年3月に、タイタンに次ぐ大きな衛星である直径1523kmのレアの上空97kmの地点を探査機が通過した際、新発見があった。氷で出来たレアから薄い大気の層を検出したのである。地球の5兆分の1の濃度となる大気は、酸素と二酸化炭素からなる。

写真=惑星土星と衛星レア 掲載元 Astro Arts 2008年3月11日付 https://www.astroarts.co.jp/news/2008/03/11rhea_ring/index-j.shtml
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2008年3月7日に科学誌「Science」に掲載された論文にも、レアの特徴に付いて書かれていた。レアの周囲を取り巻く、数千キロメートルに渡る円盤が見つかったのである。円盤に含まれる粒子は数ミリから数センチになり、衛星の中心から5000キロメートル(レアの半径の8倍)あたりまで分布していた。リングの形成は、過去レアに衝突した彗星か小惑星の残骸が飛び散ったことにあると予想されている。レアを取り巻く木星の磁場が、飛び散った破片を捕まえて周回するうちに、環になる。

 土星の衛星に彗星が衝突したイメージ図 
提供元ディスカバリーチャンネル 改名宇宙の歴史 土星より
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親惑星土星のリングも、レアと同じ過程で誕生した可能性が高い。土星の近くを回る衛星が、小惑星か彗星の衝突に巻き込まれて、残骸が飛び散り、土星の磁場に捕まったのである。土星の地場は、地球の6000倍になる。氷の衛星は、中心核の岩石の周りを氷が取り巻いている。彗星の衝突に巻き込まれると、氷が飛び散り、小さな粒子として、土星の重力に捕まる。中心核の岩石は、密度が高い分、土星の重力に抵抗して周回しながら、次第に吸い込まれ、消滅したというのである。
アメリカ宇宙航空局NASAは、衛星で唯一リングを持つ天体であるレアの大気は、土星の磁気圏から発せられる放射線によって作られたと見ている。放射線が、レアの表面の氷に当たって、熱が発生し、ビルの2階建ての高さになる水蒸気のような薄い大気が出来た。レアは、初めて探査機で直接酸素が検出された天体として記録された。生物に必要な液体の水は維持できず、タイタンの湖に含まれたメタンもない。生物の生息に適した環境から外れている。
 
 写真=土星に彗星が衝突したイメージ 
提供元ディスカバリーチャンネル 解明宇宙の歴史 土星より
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 総額30億ドルをかけて制作された探査機カッシーニは、2004年6月に、7年の月日をかけてようやく土星の周回軌道に入り、驚くべき新発見をもたらした。土星の輪を周回し、Eの輪から塩分を検出した。塩分は、輪の外を回る衛星エンケラドスのジェットに含まれているのか、確かな証拠は得られていない。親惑星の潮汐力によりエンケラドスは、摩擦熱が発生する。土星を向けている南半球を中心に氷が溶けることにより、海が広がったと予想されている。

 以下 エンケラドス関連日記
2019年9月12日付 我々人類は、地球外生命体の存在に迫る。太陽系で水蒸気を噴出す天体エンケラドスと太陽系外惑星k2-18bについて
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1972948148&owner_id=32437106

2019年10月5日付 10月初旬の天文ニュース!銀河を形作る宇宙網を発見!地球外生命体に迫る https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1973206425&owner_id=32437106

 探査機カッシーニは、2017年9月15日に役目を終えた。我々の身近な太陽系でも、探査機を送ることにより、望遠鏡のみではわからなかった事実が解き明かされた。身近な天体から、天文学者は、海の証拠を探ろうとしている。21世紀は、地球外生命の発見に向けて、大きく前進した。

     第5章 その他の宇宙関連ニュース 未公開日記より

 8月28(日)付け 
我々人類は、遠い宇宙にあこがれてきた。その第一段階として、身近な衛星「月」への探査計画が始まっている。日本は、それぞれ異なる役割を持つ月面探査機を開発し、打ち上げ準備を進める。先陣を切るのは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小型機「OMOTENASHI(オモテナシ)」である。8月29日、人類の月面再訪を目指す「アルテミス計画」の第1弾として米国が打ち上げる新型ロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」に相乗りし、日本初の月面着陸・探査を行う。
月面有人探査「アポロ計画」は、最後の17号が1972年12月19日に月に到着して以来、50年もとまったままだった。21世紀以降、宇宙探査の分野において、一定期間人が定住できる「月面基地建設」の実現に向けて、世界各国が動き出した。その第一段階として、もう一度有人を月に送る必要がある。中国やインドを含め人口10億人を越える大国と共に、先進国の民間企業も宇宙ビジネスに参入し、新たなステージへと突入した。

詳細 2022年8月27日 sorae https://sorae.info/space/20220827-omotenashi-equuleus.html

 8月29日(月)付け
28日午後10時23分過ぎ、太平洋沿岸の神奈川県平塚市と静岡県富士市に設置したカメラで、流れ星が観測された。南の太平洋沖合い上空で尾を引きながら、30秒程閃光を放った。映像を解析した結果、伊豆大島から房総半島の南の太平洋上を東北東の方向に飛んでいった。最終的に空中で燃え尽きた可能性がある。速度は毎秒7,3キロ、天然の流れ星の数分の1にとどまる。平塚市立博物館の学芸員によると、夜空に瞬いた閃光の正体は、人工衛星の落下物と結論付けた。

■関東上空で人工衛星が大気圏突入? 火球より遅い光の玉、数十秒観測
(朝日新聞デジタル - 08月29日 06:35)
https://www.asahi.com/articles/ASQ8Y229QQ8YDIFI001.html

 地球全体で1年間で落ちてくる隕石は推定2万個、総計5200億トンになるといわれている。表面積の7割をしめる海洋や森林地帯に落下すると、人々の目にとまりにくい。隕石は、年々高騰を続ける鉱物資源としての活用と共に、生命を宿す貴重なアミノ酸も検出された。生命誕生の紐解く鍵として、今科学者から熱い視線が注がれている。

 第6章 トワイライト夜景と月写真 神話の世界の月が、現実のものになる

9月10(土)東京多摩地区は、気温29度、湿度は60パーセント程度、夕暮れ時西の空は茜色に染まった。東の空は少々雲が広がっている。月の出時間は18時12分、雲間からしっかりと顔を出してくれた。

 以下 鶴牧東・西公園と月のレゴリスに関する日記 
2020年5月8日付け フラワームーンを撮影 衛星月から炭素が発見される 数式を使って地球と月の共通重心を表す
 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1975611052&owner_id=32437106

 鶴牧東・西公園の位置 掲載元 マピオン https://www.mapion.co.jp/phonebook/M04010/13224/ILSP0058432881_ipclm/
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 360度視界が開けたお月見スポットの一つ、多摩市鶴牧東公園の小高い山の上と、隣接する西公園からの夜景写真を公開する。

 撮影日 2022年6月29日(水)

 19時17分 東公園の小高い丘から西の空を撮影
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 19時22分 西公園から北側を撮影
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 19時24分 西公園内のモニュメント
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 東公園と西公園は、団地と団地の狭間に位置し、日暮れ時でも人々が行き交う。雰囲気の良さにおいては、トップクラスのスポットといえる。

2022年9月10日(土)19時26分に撮影した満月
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 古くから人々は、夜空を明るく照らす月に思いを馳せていた。作詞家坂井泉水も、満月の夜に結ばれる男女をテーマに「月にねがいを」と題した歌詞を書き上げた。満月の明りと男女の将来の希望が、実に重なる。彼女は比喩を使いながら、表現していた。

文明が発祥する前から、我々人類は、月を愛でる習慣があった。やがて、自らの生活と深く関わる月をモチーフにした物語まで誕生した。日本では「かぐや姫伝説」が、最も長く人々の間に伝えられている。神話の世界だった衛星月は、科学の発展により、ついに探査計画が持ち上がったのである。1969年7月20日20時17分(UTC=世界協定時間)に、アポロ11号に乗った二人の宇宙飛行士が、ついに人類初となる月面に降り立った。

 月が現実の世界になった今、宇宙探査に備えた基地の建設を目標に掲げている。現在地球上でレゴリス(酸化鉄が含まれた月の土)から、酸素と鉄分を分離する機械の開発を急ピッチで行っている。地球上の実験では、電解質として塩化カルシウムを混ぜ、950度で加熱した。すると、酸素が抽出されたのである。酸素は、ロケットの推進剤にもなる。陽極の塩化カルシウムは、簡単にとりのぞくことができた。いずれは、小惑星探査や、火星探査への中継地になると考えられる。我々人の文明に寄り添うように、光を与えた月には貴重な資源が眠っている。

 レゴリスの実験について sorae 2020年1月10日付けの記事より https://sorae.info/space/20200120-regolith.html
 
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