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2022年10月09日23:49

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ヒビノキ792(10月2日〜10月8日までの1週間/週後半)

2022/09/02〜2022/10/08までの木曜日〜土曜日の週後半の日記です。

■2022/10/06/木
『クトゥルフ神話TRPGルールブックPLUS』

フォト

https://product.kadokawa.co.jp/cthulhu/app/

KADOKAWAだし“DRMフリー”なんて当然ないと想像していたけど「サブスク形式」。まだルールブックを所持してないユーザーには選択候補になると思うけれど、これもう所持しているヒトは必要ないよな。

オフセよりオンセが主流な現在「合計2.8キロの書籍の持ち運びが便利に」……ってセールスポイントにもならんし、\1,000の最上級プランなら出版しているサプリメント全部が読み放題じゃないとだめでは?

『虫かぶり姫』
https://mushikaburihime.com/
原作は「アイリスNEO」が刊行している由唯のライトノベル。今期の「なろう系作品」。宝石やドレスよりも本が好き。「虫かぶり姫」と周囲でささやかれる侯爵令嬢エリアーナ。彼女は自身に必要なだけ本を読む時間をくれる第一位継承者クリストファーの求婚に応え愛も無く婚約にいたる。だがクリストファーが別の女性と親密な様子に、いつのまにか王子へ恋心を抱く自身を自覚する。

最近“きている”女性むけライトノベルの一角。1話の印象は徹頭徹尾、乙女作品でむしろオールドスクール。こういう王道はすたれないのだな。乙女作品はキャラクター作画が要で命。そうして実際それへと見合った品質を保持。エリアーナの“はかなげな”様子を盛り上げる。監督は岩崎太郎。制作はマッドハウス。構成の広田光毅と監督は「甘々と稲妻」の組み合せ。初回の出来は安定。

『アキバ冥途戦争』 第1話 「ブヒれ!今日からアキバの新人メイド!」
https://akibamaidwar.com/
Cygames × P.A.WORKSのオリジナルアニメ。1999年。メイドさんにあこがれメイドカフェ「とんとことん」へ就職した和平なごみ。だが彼女はアキバメイドの血で血を洗う裏の顔を目撃する。ちゃらららー(仁義なき戦いのイントロ)。これはすごい。ぶっとんでる。同時に実写出身の構成・脚本(比企能博)のサブカル/アングラっぽさも感覚する。始まって見たらばメイド = ヤクザの衝突と抗争。

有名原作のテレビアニメが幅を効かす今期。とにかくそのなかにおいて第一印象を強く植え付けた。大成功だよな。話題にならないと有名原作でも消える時代だし。「純情メイドぶっころ主KISS」の挿入歌とともにメイドがバタバタ倒れて死ぬぞ。監督は増井壮一。制作はP.A.WORKS。原案がCygames主導か? P.A.主導か? わからんけども、さすがはP.A.。作画や全体の出来は十分。とってはおきます。

■2021/10/07/金
まさしく氷雨。自宅へ帰る途中ラーメン食って帰った。

『聖剣伝説 Legend of Mana ‐The Teardrop Crystal‐』
http://mana-lom-tc.com/
原作はスクウェア・エニックスが99年に発売したビデオゲームと10年に発売した本作のリメイク。巨大なマナの樹が中心にそびえたつ世界。主人公であるシャイロは少年・少女の魔法使いと一緒に村で暮す。だが仲間「真珠」を行方を捜す瑠璃があらわれ冒険がはじまる。初回はシャイロと瑠璃の出会い。ビデオゲームのランドメイクシステムも取り入れ原作要素を再現する。

監督は神保昌登。制作はグラフィニカと横浜アニメーションラボ。共同制作。17年以降の通例で監督は構成と脚本も兼任。クセの強い絵柄にくわえ、複雑なファンタジー衣装と、めんどうな作画と丁寧にまとめている。スクエニの看板作品だし予算はありそうだ。ただビデオゲーム原作の宿命。作品世界の説明がどうしても不足していて、あくまで原作をプレイしてるユーザーむけだな。

■2022/10/08/土
『四畳半タイムマシンブルース』――。

「四畳半神話大系」と「サマータイムマシン・ブルース」のコラボレート作品。四畳半シリーズの登場人物が「サマータイムマシン・ブルース」の物語をなぞる。3週間限定上映。ディズニープラスで配信する内容の再編集版。

とはいえ本作は一気に鑑賞してなんぼ。あいからず「私」は鬱屈しており、明石さんはかわいく、小津はうざく、師匠は得体がしれず、羽貫さんは抜けてて、城ヶ崎はじつは良い人で、相島さんは狂言回し。その夏の終りのお話し。

『SPY×FAMILY 第2クール』 第14話 「時限爆弾を解除せよ」
https://spy-family.net/
世界を守る父・母・娘。そうして未来の“愛犬”。くわえて世界卓球放送の影響で録画ミスが多発して荒れる界隈。イヌを利用した大臣暗殺計画阻止に動くロイドたちワイズ。一方すんでのところでヨルに救出されることになったアーニャは、テロ集団のボスがプランを変更。時計塔の爆破をもくろんでいる事実を知る。アーニャはボンドの能力でロイドが爆発に遭い死亡する予知を見る。

まさしく1人と1匹の冒険に次ぐ冒険。アーニャのかわいさは十分。だけれど彼女の必死さと真剣さがつたわる。扉にケチャップで描く「だいいんぐめっせーじ」の“ナス”は爆弾です。ハンドラー・シルヴィアが、身勝手な理想で“戦争”を望む学生らに“災禍”を語る場面は物語を背景の補強に絶対必要。かつ同時に彼女とロイドが“戦争”の犠牲者だったことを想像させ物語を引き締める。

『後宮の烏』 第2話 「翡翠の耳飾り 後編」
https://kokyu-anime.com/
基本において夏高峻が柳寿雪へ好意をもたないと作品のセオリーには反する。初回の前編に続く後編。謎解き部分でいえば、その要素は薄め。寿雪が人の話を聞いて回り、人々の心の内を覗く。ですから人情部分の要素が強く、実際、今回つまびらかになるのは登場人物の後悔。前・皇帝によって銀髪を持つ寿雪たち民族は迫害をうけた。ゆえ髪色を隠す彼女を母親は守り死亡した。

翡翠の耳飾りの持ち主は、後宮に入る彼女の運命に男女の仲を引き裂かれ苦悩した。耳飾りは悲恋の象徴。男が1つ。女が1つ。相手を想い持ち続けた耳飾り。この大切なものを母を失い苛立つ幼い高峻は女へと求めた。その後悔。肝心な部分は人の心を読み解く経緯の中で、どれだけ寿雪の才媛ぶりを視聴者に納得させられるか。そのためには原作の力と映像の力の合せ技が必要だと思うが。まあ3話まで。

『ぼっち・ざ・ろっく!』 第1話 「転がるぼっち」
https://bocchi.rocks/
原作は「まんがタイムきららMAX」で連載しているはまじあきの漫画作品。集団生活へとなじめず中学までぼっちだった後藤ひとり。ひとりは陰キャ → 陽キャへ輝く転身をとげたヒットバンドを見て一年発起。父親のエレキギターを借り中学生バンドデビューをめざす! それから3年。ひとりはギターを押し入れで弾き1人配信する「ギターヒーロー」として悲しき高校生ぼっちガールになっていた。

「けいおん」。初回はひとりの現在とディスコミュニケーションな性格。そのひとりが伊地知虹夏と山田リョウへと誘われ即席バンド = 結束バンドを結成。ステージにあがる。監督は斎藤圭一郎。制作はCloverWorks。キャラクターデザインのけろりらをはじめTAPメンバーが多め。OP/EDをふくめ遊び心の有る作画。連載開始が19年。放送が22年。おそらく連載開始1年で映像化コース。とってはおきます。

『ブルーロック』 第1話 「夢」
https://bluelock-pr.com/
原作は「週刊少年マガジン」で連載している原案・金城宗幸 × 作画・ノ村優介の漫画作品。日本がベスト16でサッカーW杯を終了した2018年。日本フットボール連合はW杯優勝へとみちびくストライカーの養成を計画。ユース年代のFW300人を招聘。青い監獄プロジェクトを立ち上げる。内容は日本サッカーのチーム組織力や協力性プレーを完全否定。圧倒的実力とエゴイストのFWを作り出すことだった。

初回は主人公の潔世一が味方にパスをだして大会決勝で敗北。失意の世一を青い監獄プロジェクトが招聘。世一はエゴをむきだしに相手を蹴落し頂点に上る計画へ参加する。フットボール + デスゲーム的要素の作品。ただ一部でわかる。現在でも過去でも世界に名立たるストライカーはエゴイストでエゴイズムのかたまりだもんな。監督は渡邉徹明。制作はエイトビット。作画良好。とってはおきます。
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