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2022年10月04日21:31

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ノートの写し364

〇質問 「私も同じ間違いを抱えています。愛する妻が私のもとを去りました。
 分かれることになった主な原因は、私の稼ぎが安定しないことにあります。おしなべて私は押しが弱く、臆病であり、必要に用心深いころがあります。私の妻は、私の知識と経験を生かして、自分の会社を作るべきだと考えていました。私のような押しの弱い性格では、出世の階段を人を掻きわけてよじ登ることは至難の業です。それに立身出世はクリエイティブな仕事に向いている私の性分に合いません。
 多くの点で私は妻と同じ意見です。私は大抵のことについて詳しすぎるほど調べようとしますし、もっと経験を積もうとします。私の経歴もそんなふうで、同じ職場に二、三年以上いた試しがありません、私の性格で大きな長所は思いやりのあることですが、それが出世の妨げになっていますから、思いやりは私の短所でもあります。
 妻は安定と確実性を望み、子供を欲しがっています。私も内心では同じ思いを抱いています。けれども、出世の道を考えるのではなく、利益をもたらしてくれる根本的なビジネス・モデルを開発したいという思いがあります。そのためには、知識と経験が必要で、創始したものの習得こそが私には最優先されるのです。
 三か月前、私は妻と別れました。とても穏やかな別れでした、現在、妻は別のアパートを借りて住んでいます。妻はそうするだけの給料をもらっています。自分探しの最中だそうです。しかし、私たちの関係は冷え切るばかりです。妻はもう私と付き合おうとは思っていないようです。どうすれば愛する人を取り戻せるでしょうか?」
答え あなた方二人の問題の具体的な解決方法を提示することは、私には出来ません。それができるのは、状況が十分明確に説明されている場合に限られます。しかし、その場合でも、私の意見は主観的なものであり、そのため間違っているかもしれません。
 もしどう答えてよいかわからない場合、私は自分の直感に訴えます。それでも、もし直感が私に何も語りかけてくれないのなら、事象選択の法則の一つを利用するようアドバイスできます。なぜなら、そうしても害になることは何もないからです。
 あなたのケースでは、私の直感による答えは事象選択の法則と合致しています。それによると、あなたは自分の心の声にぜひとも従うべだという事になります。成功とは、出世、安定、高給であると世間の人々は言います。しかし、これらのことを目的にしてはなりません。人の進むべき道が出世の階段を駆け上がるという事に本当にあるのでしょうか。そうではありません。
 出世、安定、高給とは、実際には、目的ではなくて、付随する属性なのです。あなた目的とは、人生をお祭りに変えてくれるものです。目的と属性とを履き違えると、あなたは何も達成することができません。属性とは、目的達成の結果として、自ずと付き従ってくるもののことです。例えば、あなたが独創的な第一級の専門家になれば、あらゆる欲求は満たされるのです。
 ですから、目的を目指すべきであって、目的がもたらす利益に向かおうとしてはなりません。いま述べた事実は明らかなように思われます。だれもがそれを理解してくれるでしょう。しかし、逆説ともいうべきことに、この事実は人々の意識上にほんの一瞬浮かび上がるだけで終わり、その後は属性の輝きに圧倒されて目立たなくなってしまうのです。
 人々は、蛾がランプの炎に集まるように、属性に引き付けられます。しかし、そうしても何も得ることはできません。もし、目的ではなく、その属性に向かおうとしたら、どうやって成功を掴むことができるのでしょうか。目的ではなく、属性に目を奪われがちになることから、高い生活水準は選ばれた人々だけのものという伝説が生まれるのです。
 世の中の意見はあなたに固定観念を押し付けます。しかし、そうした意見は目に見える最終的な結果に基づくものなのです。
 成功は、目的へと進むプロセスにおいて訪れるものです。最終的な結果はいつも目に見えますが、目的へと進むプロセスは陰に隠れています。結局、出世してお金をつかみ取ろう、言い換えると、「ランプに向かって飛んでいこう」という固定観念がが出来上がるわけです。
 人々はすでに高く上った星々の輝きだけを見ています。けれども、彼らが成功の頂点にたどり着くまでに歩んできた道に注意を払う人は少ないのです。どのスターたちも失敗という名の鬱蒼とした森を通ってきたのです。幸運の女神は、自分の道を進んでいると確信しているものだけに向かって、そのうち微笑んでくれるのです。自分の目的に向かって休まず進み、何が起きようとも事象の流れは必要な方向へ向かっているという事を覚えておきさえすればよいのです。目的がいつどのような方法によって達成されるかは、誰にも知ることができないのです。
 もしあなたが一般的な固定観念に従うとしても、一定の成功を収める事はできるでしょう。しかし、その場合の成功とは中くらいのものであって、しかも大変な苦労の末にもたらされる事になります。真に壮大な成功を手にするためには、自分の目的を定め、誰のいう事も聞かず、目的に向かって休むことなく進む必要があります。他の人々によるアドバイスは参考にすることもあるでしょうが、最終決定は自分自身の心に従うのです。唯一そうすることが、ランプにぶつかる蛾のような真似を避けられるやり方なのです。
 正しい決定は、魂と理性が一致する際に生まれます。決定が正しくないときの単純明快な基準となるのは、魂の不快です。もしあなたが決定を下し、その際、義務感のような感覚に似た重苦しい気持ちが少しであったのであれば、つまりそれは魂があなたに「いいえ」と言っていることになります。もし、決定を下す際に、魂の不快というものを感じなかったのであれば、それは魂が、「はい」と言っているか、または「わからない」と言っているのです。その場合の最終決定は、あなたの理性にゆだねられます。もし決定が確かなものであれば、魂はウキウキし、理性は満足そうに揉み手をします。
 ところで、もしあなたがどうしても自分の目的を決めることができないのであれば、自分を質問攻めにして苦しめるのは止めにしましょう。目的なしに生きることも不可能なわけではないのですから、もしあなたが、何を志向することも無く、ただ生きていたいだけならば、そうして悪いわけはありません。その場合に、一つだけアドバイスする事が出来ます。泳ぐのではなく、流れに沿って進むべきなのです。言い換えると、調整の法則を守る事が必要という事です。そうすると生活が穏やかで快適な軌道に乗るのです。あなたが躍起になって目的を探し出そうとすることをやれたら、きっと目的の方から自分の存在をあなたに教えてくれるでしょう。
 さて、どのようにして奥さんを取り戻すべきか、という質問に対しては、ここで私に助言できることは何もありません。「自分探しの最中だそうです。しかし、私たちの関係は冷え切るばかりです。妻はもう私と付き合おうとは思っていないようです」というキーフレーズからは、問題点が不安定な収入にあるのではなさそうだと思われます。もし彼女が愛していないのなら、取り戻すことは不可能ではないでしょうか。

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