もうさすがに夏の話
というものが季節はずれと言われそうな時期ではありますが、筆者の勤め先が入っているビルでも、コロナ禍前には、毎夏、普段は普通に庭園である場所で“ビアガーデンイベント
”が開かれていました。
夏の間ずーっとビアガーデンなのではなく、2日間だけ、ステージイベント付きという、忽然と現れるガヤガヤ広場
。近隣の大学のダンスサークルのパフォーマンス等々を愛でつつ、結構な賑わいになっておりました
。
(筆者はというと、シフト制の部署である時期も長かったせいか、まともにこの“ビアガーデン”に入場したのは数えるほどでしかないのですが…)
この“ビアガーデンイベント”、今年も結局は開かれず、リモートワークがそれなりに定着していくご時世では、このまま消滅?という気もいたしますが、9月初めの恵比寿のこちらの劇場では、某プレミアムビールの発祥の地ならでは…とも取れそうな、このようなお題のステージの中に“お祭り”が復活
ということで、SHINE SHOW!
「社員証
」と掛けてるあたりまでは容易に想像がつきますが、SHINEの名の通り“輝く”ステージ
。
そして、これを仕掛けるのは、近いところだと6月の「ナイゲン」を手がけているアガリスクエンタテイメントの皆様。途中休憩込みのおよそ2時間半のそのステージは、リアルタイムにのど自慢大会
という名のイベントが進んでいく、そのもののお時間だったりします。
会社対抗のど自慢というシチュエーションは、筆者の勤め先のあるビルのそれよりもさらに強烈なパワーがありますね。そこに選ばれし各社の代表…のはずですが、あれこれと諸事情が降り掛かり、イベントが進む裏側でてんやわんやの光景がくり広げられていきます
。
これ、全部書いてたら当日記のようなささやかな文章でも大変なのですが…
警備員さんにアイドルと認めてほしく詰め寄る女子社員
。。。
彼女への想いを込めようとして、元カレと曲が被る男子社員
。。。
社員証たるICカードまで無効化…という応援のされ方をするIT屋さん
。。。
ユーチューバーであることがバレそうになって右往左往する女子社員さん
。。。
「今年で最後の出演」という大御所な役員さん
。。。
もちろん、あくまで劇なので少々オーバーに描かれてはいるのですが、そのオーバーな描き方が「マジか
」と思わず勤め人である筆者がびびるようなレベル。よって、客席が観覧席になったように感じるくらいの笑いが、絶え間なく起こります
。
強烈なのは出場者ばかりではありません。
元恋人同士…という男女の司会者ペア
。。。
やっぱりという感じで「規約」が口癖になるマネージャー
。。。
のど自慢に憧れてなんとかスタッフさんに潜り込んだ清掃担当
。。。
ある参加者のパフォーマンスが癪に触るゲスト歌手
。。。
ちょこっとのほほーんっとしたところが可愛らしいテレビレポーター
。。。
こちらもそれぞれの場所でしゃべくり合いが繰り広げられますので、さらにワサワサと賑やかに
。
そして、このように蒔いて行ったネタをきちんとフォローアップしていく終盤では、コロナ禍のご時世ならでは?の奇想天外なアイデアが披露されていきます。。筆者が仕事に使った叱られそうですが
リモート会議をやっているパソコンで、配信をやってしまい。。。(ユーチューバーさんを助ける)
これでもかというくらいシュレッダー後の紙を“雪”としてばら撒き。。。(IT屋さんを応援)
ゲスト歌手を説き伏せた上で、自らは山やスポーツ選手の仮装をしながら歌い。。。(役員さんを助ける)
次々と披露されるそれらのパフォーマンスは、さしずめ“手品の種明かし”のよう。まさにSHINEと言う通り、輝くステージです
。
で、そこまでてんやわんやだったことが、全くなかったかのように静かに終わっていくラストシーン。。。
箇条書きっぽい稿になっていますが、あっちにこっちに見どころ満載というこの舞台では、どうしてもそうなります、はい
。
劇場だと唯一存在しないビアガーデンっぽい雰囲気
は、観終わったあとに筆者が別途設定いたしました。。
グッズのうちわとともに、ビールと焼き鳥をひっかけ…
さすがに普通の居酒屋さんですので、歌ってはいませんが(笑)
実際筆者がそういう場に行くかどうかはともかく、こういう場があるという選択肢が、そろそろ本格的に復活してほしいところ。まずはこちらの舞台で“プレ復活”といったところだったでしょうか。
こんな感じで、掛け値なしに楽しいステージでございました。
みなさまありがとうございます
。
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