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2022年08月21日19:19

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念願叶っての初参加・・・サマーミュージックフェスティバル大阪2022 in Izumi Hall

コンサートゴーアーになって以来、ずっと気になっていた企画。なかなか来れなかったのだが、今年はたまたまスケジュールが合致。ようやく、といった感じです。

大阪 住友生命いずみホール
サマーミュージックフェスティバル大阪2022 in Izumi Hall 第2夜
フランク: コラール 第3番 イ短調(片桐聖子(org))
フランセ:8つの異国風舞曲(神尾夏希&大守真央, 2台ピアノ)
ピアソラ:ル・グランタンゴ、リベルタンゴ(内藤雪子&北野真理子、 2台ピアノ)
フランク:前奏曲、フーガと変奏曲 ロ短調、
スクリャービン:2台ピアノのための幻想曲 (添田ゆみ&下川れいこ、 2台ピアノ)
ローゼンブラット:カルメン幻想曲(猪瀬千裕&金澤佳代子、2台ピアノ)
[休憩]
ハイドン:ピアノ三重奏曲 ト長調 「ジプシートリオ」 Hob.XV:25
(ギオルギ・バブアゼ(vn)、大町剛(vc)、椋木裕子(p))
ショパン:エチュード op.25 より第7〜第12曲(鳥居知行、p)
スクリャービン: ノクターン変ニ長調、幻想曲ロ短調 (津村和泉、p)
ペヤチェヴィチ:ピアノ四重奏曲 ニ短調 op.25  
(湊谷亜由美(p)、ギオルギ・バブアゼ(vn)、ザザ・ゴグア(va)、大町剛(vc))

夏休みオフシーズンに在阪のアーティストでフェスを、ということで25年続いたとのこと。それゆえに、作品25と周年作曲家のフランク、ピアソラ、スクリャービンを絡ませての選曲、というなかなか渋い(というか、ええんかそんなんで?、っていう)プログラム。

まあ、聴いてるこっちも、気楽にいいホールでいい音楽が聞ければいいや、って感じですね。ガラガラかと思いきや、結構会場はいっぱい。一体誰が聴きに来てるんだろうと思ったら、僕みたいなコアなコンサートゴーアーが半分、ピアノの出演者の関係者(多分生徒さんでしょう)が半分といった感じ。なので、ピアノのプログラムが進むにつれて、聴衆が少しずつ減っていくのがわかる。それもなあ、と思わないではないですが。

なので、30半ばで夭折したクロアチア女性作曲家の忘れられた佳作、せっかくの得難い機会を無駄にした聴衆には、なんて勿体無いことを、と思いました。今日の1番の収穫はこれ。ペヤチェヴィチ、帰って検索すると、20世紀に生き残った後期ロマン派の残照の一つ、素敵なピアノ協奏曲もあり、メトネルやカリンニコフ同様、これからブレークの可能性もあるかも、ですな。

あとは、いずみホールの柔らかなオルガンが聞けたのもよかった。できたらこのオルガンで、「前奏曲、フーガと変奏曲」が聴きたかったなあ。ぐすたふくんにとっては特別なこの曲(「闇を歩む民は」、と言ってわかってくれる人がどれくらいいるだろう?)、2台ピアノ版とはいえ、全曲通してライブで聴けたのでよしとしましょうか。

この中で二つ聞き物を挙げるとするなら、ピアソラとスクリャービンの2台ピアノ。ピアソラのグランタンゴは、その熱さと華麗な演奏効果で聴かせました。スクリャービンは、やっぱりなんとも言えない響きが魅力、それを存分に鳴らしたデュオにはブラヴォーを叫びたかったですね。

ただ、2台ピアノばかりが目立ち、もう少し編成のヴァリエーションが欲しかったかなあ。その意味で、第3夜にもできたら行きたかった。来年は、2日くらい来たいものであります。



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