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2022年07月10日23:47

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ヒビノキ779(7月03日〜7月09日までの1週間/週後半)

2022/07/03〜2022/07/09までの木曜日〜土曜日の週後半の日記です。

■2022/07/07/木
台風4号の影響で大雨の予報は結局はずれなんか。

『サマータイムレンダ』 第13話 「トモダチ」
https://summertime-anime.com/
なるほど。慎平の右腕に波稲がつけた手形は慎平が現在存在している時間を観測するマーカーなわけか。そうして波稲はタイムリープでき以前の時間の記憶を保存可能。慎平の右眼のタイムリープ能力 = 波稲の能力なんですから納得。この事実に慎平らの第5周目は早々に失敗。第6周目へ。だが慎平と影潮は、現在より過去の時間へ飛ぶ。その時間は南方ひづる/龍之介が存命している時間であった。

約14年前に発生したひづる/龍之介の悲劇や、過去の経緯は、当然、視聴者たちに説明しないとならない。とはいえ今回の時間移動は「この都合」の部分が露骨で感心はしない。むずかしいところですね。彼女を“友達”と呼び、旧・菱形病院で波稲と最初に接触したのはひづるだったわけか。この全容によって、ひづる/龍之介の多重人格の説明がつきそう。同時に現在のひずるは波稲のことを記憶してない?

『組長娘と世話係』
https://kumichomusume.com/
原作はコミックELMOで連載しているつきやの漫画作品。桜樹組の霧島透は大抵の物事を暴力でかたづけるクセがあった。この悪癖の治療に、組長の桜樹一彦は、自身の娘の八重花――組長娘の世話係を頼む。こうして2人の奇妙な関係がはじまる。初回は霧島が八重花の世話を引き受け、任侠生活と幼女の世話を両立していく様子。霧島と御嬢の双方をかわいく描かけている。こうして作品の本懐は表現。

作者自身が表明しているよう、なんちゃって任侠であって「そういう部分」を議論するのはヤボ。作者の性別は公表されていないが、おそらく作風からして、ほぼ確実に女性作者。作品自体が一種の王女と騎士の理想の世界だな。ですから、はまる女子ははまるはず。監督は川崎逸朗。制作はfeel. × GAINA。混乱のち20年に組織体系を整理整頓したガイナックスの始動作品のひとつ。1話の作画はきれい。

『よふかしのうた』 第1話 「ナイトフライト」
https://yofukashi-no-uta.com/
原作は週刊少年サンデーで連載しているコトヤマの漫画作品。クラスメイト女子の告白をことわったことをきっかけに中学への登校をやめた夜守コウ。結果、不眠となったコウははじめて夜の街へ繰り出す。そのコウは自身を吸血鬼と名乗る不思議な少女・七草ナズナと出会う。初回はコウとナズナの出会い。そうしてナズナの飛行能力――夜間飛行をふくめ彼女が本物の吸血鬼である証拠をしめす。

作者2度目となるアニメ化作品。世慣れた「年上的立ち位置の少女」が「ウブな少年」を導くテイストは前作と一緒。だが「作者が本当にやりたかったものは今作なんだろうな」と連載をたまに見ていて感じます。監督はシャフト出身の板村智幸。制作はライデンフィルム。夜の街の空気とコケティッシュのナズナの雰囲気は十分。ただ原作にあるバトル展開までもっていかんとあきられそう。とってはおきます。

『それでも歩は寄せてくる』
https://soreayu.com/
原作は週刊少年マガジンで連載している山本崇一朗の漫画作品。去年の冬期が『からかい上手の高木さん3』。今年の春期が『くノ一ツバキの胸の内』。そうして今期が本作。怒涛の山本崇一朗作品3連続テレビアニメ化計画のオオトリ。高校。2人だけの将棋部で活動を行う田中 歩と八乙女うるし。互いを想い合う双方が牽制しあい“告白”できない関係を描くラブコメディ。

初回は主題の将棋をはさみつつ2人の関係を“かわいく”みせることに成功している。ただ双方の「張り合い」と「牽制」を分解したなら「高木さん」と一緒。乱立する「高木さんクローン」を作者自身が作り出す感じ。監督は湊未來。制作はSILVER LINK.。いつものスタッフとスタジオ監督。「くノ一〜」がさほど成功をしなかった事実に、こちらは成功したいが、クローンのクローンは評価されるか?

■2021/07/08/金
犯人はようするにラッパ銃(ブランダーバス) + αを自作したわけであって、弾丸は鉄の球や釘。ですから銃弾なんてそもそもないんだよな。実銃を所持しているなら弾丸はセットで所持している。なら手製の銃を作る必要などない。

にしても手製のラッパ銃をもって要人をねらいにいくとかチャールズ・ディケンズの『二都物語』かよ。歴代最長政権を維持した元・総理は、そうでなくても歴史の書物へと載った。でも今回の事件で確実にそうなるな。

大平正芳が内閣総理大臣であった大平政権時代、大平首相の急死で、投票率は上り自民は同情票も得て大勝した。もちろん今回の選挙で野党が勝つ公算はほぼないが、それでも与党への投票率の上昇と同情票はありそうだ。

『ブッチギレ!』 第1話 「タバカレ!咎人新選組」
https://www.bucchigire.com/
監督・平川哲生 × 制作・ジェノスタジオが送るオリジナルアニメ。幕末。京都守護を担う新選組たちが藤堂平助を残し何者かに暗殺/謀殺されてしまう。松平容保は平助に命じ、罪人(咎人)を用意。維新志士の名乗らせ、新選組たちの替え玉に仕立てあげようとする。初回は無茶な設定を押し通し、主人公の一番星、以下アクの強い7人が替え玉新選組になり替わる展開。作品で敵対する造面の鬼と対決する。

超常能力が存在する時点でとやかくいってもしょうがないが、ムチャクチャな設定だな。でもユニークではある。それ以外の設定は新選組ベース + よくある国家転覆の超常存在。殺陣まわりは一部よく動くが、かといえ初回では特別上手さは感覚せず。キャラクターも「属性全部そろえました」みたいな用意のしかた。ここから、はっちゃけた最初のイキオイをどう維持するのか? とってはおきます。

『プリマドール』
https://primadoll.jp/
原作はVISUAL ARTS / Keyによるメディアミックスプロジェクト。 アルタリア、ローベリア、東邦皇国の衝突が終了した終戦以後。皇都の喫茶店「黒猫亭」で働く戦争の道具かつ人々に奉仕する自律人形。彼女らの生活を描く。初回は戦争で疲弊して故障した夕霧と喫茶店「黒猫亭」で暮す少女・千代との関係。今回の展開をふまえれば(おそらく)戦中の物事はキャラクターのせつない過去を演出する触媒。

千代は夕霧を姉の様に慕う――だが戦争の影響で記憶が維持できない夕霧のせつなさ。もちろん企画の主導がもとはエロゲーメーカー。ですからいかにもエロゲのりの世界とキャラクター設定。以前はエモいメディアの代表であったエロゲそのまま。切なく泣ける展開を用意する。監督は天衝(田中基樹)。制作は田中が代表のバイブリーアニメーションスタジオ。作風を表現するよう初回の演出はきれい。

『惑星のさみだれ』 第1話 「雨宮夕日とトカゲの騎士」
https://hoshinosamidare.jp/
原作はヤングキングアワーズで連載していた水上悟志の漫画作品。突然あらわれた人語をしゃべるトカゲ状従者(ノイ=クレザント)。クレザントから「汝は姫に仕え地球を守る騎士だ」と説明をうけた雨宮夕日。夕日はクレザントと嫌々付き合う中で地球を叩き割る巨大な木槌ビスケットハンマーを見る。初回は夕日がクレザントの語る姫・朝日奈さみだれと出会うまで。

「地球を叩き割る木槌」や「極々平凡な日常の中で異常が進行する奇想」がまさしくも水上悟志作品。ただ全体の品質は悪い。作画うんぬんではなく単純に動作や構図が下手くそ。話の運び方も間延びしている。原作自体はおもしろく、今後を保証できるが、そこはアニメ。やっぱり見た目がわるいと初回できられてしまう。監督は中西伸彰。制作はNAZ × 寿門堂だが後者が制作主体。とってはおきます。

■2022/07/09/土
『リコリス・ピザ』――。

1970年代のロサンゼルスを舞台に描く15歳男子と25歳女子のダメダメ恋愛青春コメディ。15歳で様々な商売に手を染め大人ぶるけど中身はガキのゲイリー。そのゲイリーのガキさに時々あきれながらも惹かれもていくアナラ。

とにかく2人とも非常にメンドくさい。行ったり来たりの恋愛模様。それでも思い合い、信じ合い、ゆえ衝突する2人の青春が炸裂。ポール・トーマス・アンダーソン映画っぽくない、でもたしかに監督の特徴が光る映画。

『リコリス・リコイル』 第2話 「The more the merrier」
https://lycoris-recoil.com/
やだーすぱーかーのーりたーい(千束)。出勤と同時に要人の逃走警護依頼をうけた千束。たきなと一緒に出動した彼女はリスのきぐるみをかぶり「カタカタカタターンッ!」な千束のイメージからかけはなれたハッカー「ウォールナット」の護衛に当る。今回はガンアクション + カーアクション。チェイス。もう1人の主要人物でハッカーのクルミを紹介。初回に引き続きエンタメとしては十分な面白さを提供。

ただ、こちらも初回の感想と一緒。作画は見栄えがする。でもやっていることは古典も古典。もっとも作り手の側も十分オールドスクールだと理解してそう。あと作品の推進力と原動力は千束のイキオイだ。たきなが今回感覚した戦闘で異常に冷静な千束の様子や「リコリコ」の常連で、DA支部だと理解しながら、飄々とふるまう黒幕の中心・吉松の存在など、ひっかかる部分もちらほら。

『黒の召喚士』
https://kuronoshokanshi.com/
原作はオーバーラップ文庫が刊行している迷井豆腐のライトノベル。今期の「なろう系作品」。前世で死亡し異世界的転生をはたすケルヴィン。女神メルフィーナと彼は取り引し、自身の記憶と引き換えにレアスキルである“召喚士”を得る。ケルヴィンは再度冒険をやりなおす。初回はケルヴィンの記憶喪失と現状の把握。声だけ聞える女神メルフィーナとスライムを使役して召喚士として歩み出す。

「なろう系作品」のテンプレしかない。ケルヴィンは戦闘狂者つまりウォーモンガーらしいけれど1話でその特徴は感覚できなかった。監督は平池芳正。今回も構成・脚本・コンテすべてを担当。制作はサテライト。SANKYOとの資本提携解消以来、スタッフがどんどん離脱していき、かつ資金調達もきびしいサテライト。この現状を象徴するような作画と品質。初回でこれならば以後の出来は期待できない。

『Extreme Hearts』
https://exhearts.com/
リリカルなのはの都築真紀が原作と脚本をつとめるオリジナルアニメ。未来。「エクストリーム・ギア」を使用した「ハイパースポーツ」を子供から大人まで楽しむ時代。歌手志望の葉山陽和は、自身の芸能活動にいかす目的で、アイドルに近い女子ハイパースポーツの世界へ飛び込む。初回は運動音痴の陽和が、彼女を慕う後輩の小鷹咲希や前原純華の力を借りハイパースポーツデビューするまで。

「やりたいこと」とコンセプトそのものは“わかりやすい”。ジャンル自体は古典でもある超人スポーツ。超人部分にエクストリーム・ギアなる科学の理由をつけた。「スポーツの清潔さ」「努力と根性」の部分は健在。あかるいイメージ。監督は西村純二。制作は当然、原作・都築真紀が所属するSeven Arcs。全体を見る限りアイドル + スポーツなんでしょうけどありきたりなのも事実ではある。
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