英文読解教室に参加し本格的に英文読解の勉強をしているのだが、これが無茶苦茶難しい。
テキストも難しいが、それでも英語ではなんとなく分かった気になる。
しかし、それを正確に理解しているかをチェックする段階になると、それをチェックするのは日本語でしかなく、英語から日本語への置き換えがとても難しく、英語、日本語、双方、言葉の意味を的確にとらえていないとできない。
英語の能力1に対し、日本語の能力は5ぐらい必要。
英語が分かるのと内容を他者と共有することができることの間には、とてつもなく高いハードルがあり、商売を考えた場合、他者と情報を共有できるレベルにならないといけない。
そして全てに言えることだが、他者との情報共有を考えた時、他者が求めているのは、私個人がこう感じているという感想ではなく、論理的に組み立てられた説明。
それをするには、言語だけでなく、多くの知識が必要となる。
これは何も英語の本について理解するだけでなく、他者と情報を共有し理解を深め、それを使って何かする時には必要なこと。
すでに多くのファンがついている有名人なら、ブログに来る人はその有名人が好きなので、その人が何を感じているか知りたくて来る。
でも一般の人だと、その人自身に関心があるのは、身近な知人や友人だけ。
一般人が注目されるのは、その人が他人にとって価値ある情報を他者と共有することができる時である。
その情報は感情で描いても相手には伝わらない。相手は自分とは感じ方も思考も違うから以心伝心とはならない。
科学的、論理的に説明し、まるで数学で証明するような、プログラムを打ち込むような、そういった論理的プロセスを経て、なんとか情報を共有し、相手の役に立つことができる。
他人が求めているのは、その人の思いではない。論理的に理解できる情報だ。
英文読解の授業は英語の勉強だけでなく、他者と情報を共有する練習にもなる。
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